ワールドビジネスサテライト,2/5,トヨタ社長が陳謝
トヨタ自動車の豊田章男 社長は今夜、名古屋市内で緊急会見を行いました
ハイブリッド車プリウスのブレーキで不具合が起こっている問題で説明すると共に
リコールなど一連の品質問題で陳謝しました
豊田 章男 社長
「この度は複数の地域モデルでリコールが発生し」
「多くのお客様に大変なご迷惑とご心配をおかけした事を」
「心からおわび申し上げます」
「プリウスについては販売している新車はすでに改善が実施されている」
「これまでに購入してもらった車両はできる限り早く対応できる方法を」
「検討するよう社内に指示しております」
一連のトヨタの品質問題が浮上してから
豊田社長自ら会見するのはこれが初めてです
またリコールの要因となった検証や品質の向上に向けて
豊田社長をトップとした
「グローバル品質特別委員会」を設置
「私自身現役の社長として現在 起きている事は」
「大変大きな問題として危機的状況と思っている」
「客目線が少ないのではないかという指摘に対しては」
「製造業のトップとして非常に残念だし」
「メーカー目線より客目線が上がってきたと言われるよう」
「本当にがんばっていく」
今回問題として浮上している新型プリウスのブレーキの不具合とは
どのような物なのでしょう
プリウスには一般的な油圧ブレーキの他に
電気モーターの抵抗によって減速させる回生ブレーキが搭載されていて
この二つを併用しています
ただ濡れた路面などでスリップを抑えるためのABSが働くと
油圧ブレーキがだけが作動するよう設定されています
この切替がスムースなら問題がなかったのですが
油圧ブレーキが作動するまでの1秒に満たないわずかな間だけ
どちらのブレーキも作動しない状態が起きています
これがドライバーが空走感を感じる原因だというわけです
トヨタ側はブレーキシステムを制御するプログラムの変更で
この問題は解消するとしています
ABSでのブレーキチェックが甘かったのか規定内だからスルーしたのか?
コンマ何秒でも命取りになるよね・・・