ワールドビジネスサテライト,3/9,日本 韓国メーカー対決
日本メーカーが巻き返す切欠となるのでしょうか
不況や円高で思うように業績を伸ばせない日本企業に対し
ウォン安などで勢いをます韓国メーカーです
日本企業が立ち向かうには何が必要なのでしょうか
今年注目のこの商品から分析します
ソニー 石田佳久 業務執行役員
「ソニーは強い意志を持って革新的な視聴スタイルを届ける挑戦を続ける」
ソニーは今日
3D画像に対応した液晶テレビを6月から順次発売
3D映像を見られる昨日を内蔵しているのは
ブラビアLX900シリーズ店頭価格
40型 約29万円
52型 約43万円
3D映像を見るのに必要な3Dメガネは
LX900シリーズに
2個付いてる
今回のソニーの3Dテレビの特徴は明るい室内でも違和感なく
3D映像が楽しめる事
従来の3Dメガネだと
画面近くに照明があった場合チラツク事があったが
「フリッカーレス」機能により
3Dメガネによる照明などの”チラツキ”(フリッカー現象)を低減
さらに機能面でも特徴があり
リモコンの3Dボタンを押すと
「2D→3D変換」機能
普通の放送(2D)を擬似的に3D化する機能
今夏に3D対応
ブルーレイディスクプレーヤーを発売予定
ソニーのグループ会社
テレビの発売に合わせて3D対応のゲームや映画のソフトを発売
ハードだけでなくソフトを加えた総合力で差別化に自信を見せます
ソニー 石田佳久 業務執行役員
「2010年度は(世界で)2500万台以上の販売が目標」
「その内の10%が”3D”になると考えており」
「コンテンツやサービスと連携してソニーとしての総合力で攻めていきたい」
3Dテレビをめぐってはパナソニックが
「3Dビエラ」
米国 3月10日発売
日本 4月23日発売
店頭想定価格
50型 約43万円
54型 約53万円
*楽天なら【送料無料】パナソニック 3Dビエラ TH-P50VT2【54型地上】 43万9800円(3/9現在)【送料無料】パナソニック 3Dビエラ TH-P50VT2【50型地上】 35万4800円(3/9現在)全世界で初年度100万台の販売を目指す
日本勢が発売を間近に控える中
最大のライバルはやはり韓国勢だ
サムスン電子
4機種の3Dテレビを発売
(フルハイビジョン対応では世界初)
46型 約32万8000円(410万ウォン)
55型 約45万6000円(570万ウォン)
今月には欧米などでも一斉に販売する
韓国ではLG電子も
・3月韓国で3Dテレビを発売
・4月世界市場で発売
3Dテレビのシェア拡大へ韓国メーカーは打って出ようとしている
LEDテレビで日本メーカーは後塵を拝したが
ソニー 石田佳久 業務執行役員
「圧倒的な技術力と会社トータルとしての存在感を押し出して行く」
「2010年には攻めに転じたいと考えている」
日本と韓国は薄型テレビ以外でも
国内の市場規模を見てみると意外な事実が分かります
日本と韓国 市場規模を見ると・・・
商品
| 国
| 市場規模
| 主な企業数
| 1社あたりの市場規模
|
車
| 日本
| 423万台 | 6社 | 70万台 |
〃 | 韓国
| 102万台 | 1社 | 102万台 |
携帯電話
| 日本
| 3100万台 | 6社 | 516万台 |
〃 | 韓国
| 2250万台 | 2社 | 1125万台 |
鉄鋼
| 日本
| 7600万トン | 4社 | 1900万トン |
〃 | 韓国
| 5800万トン | 2社 | 2900万トン |
市場規模は人口やGDPで上回る日本の方が全て大きく
企業数で見ると韓国が日本の半分以下1社か2社という程度になっています
このため1社あたりの市場規模でみると
国内の市場が小さいにも関わらず韓国の方が大きくなっています
ココから見える日本の課題とは何でしょうか
1997年のアジア通貨危機
韓国では自国企業の生き残りに危機感が増し
企業が集約していった
このため国内競争で消耗することなく
海外へ大胆に打って出られるようになったという
経済産業省 柳瀬唯夫 産業再生課長
「日本は国内企業が多く国内でお金や時間を使って」
「グローバルマーケットに出たときには投資余力も限られ投資の決断も遅れる」
国内市場の拡大が望めない中、海外で競争力を伸ばすためには
日本企業の更なる再編の必要性を考えるべきと指摘する
「企業がどの分野で利益をとるか切り離すか真剣に考えてもらう必要がある」
「何か邪魔になる規制があれば政府も真剣に検討したいと思う」
*ソニーが3Dテレビでハ麺を握るカギはPS3とtorneにかかっていると思う
*もしPS3+torneで3Dテレビを実現できれば低価格で3Dテレビを実現でき
*爆発的に3Dテレビが普及すると思う
*パナソニックは3Dテレビが失敗に終わればテレビから撤退するんじゃないかな