ワールドビジネスサテライト,4/23,スミスの本棚annex
平日の朝7時
都内のカフェが出勤前のビジネスマンで賑わっていました
女性1
「今日わたしが持ってきたのは」
男性1
「若手に何を伝えるかという点ですごくいい本ですよね」
オススメの本を持ち合って紹介しあう
リーディング・ラボ
ミクシィで参加者を募る日本最大規模の読書会
自分では選びきれない本を人から紹介されたらと始まったそうです
リーディング・ラボ発起人 加藤健さん
「アウトプットする場があると読む時にどう話すか考えるので」
「読む時も良いインプットになる」
毎週1500冊以上も出版される新刊本
(09年 7万8555冊)
しかし
”本好き”の読書時間/日
01年82分→06年78分(約5%減)
忙しい毎日読書を楽しむには
達人達に読書法を聞きました
まずはこの人 書法の第一人者
松岡正綱(66)
雑誌「遊」元編集長 編集工学研究所 所長
コレまでに呼んだ本は数万冊
彼の本の紹介サイトはアクセス件数は300万件を超える
打率 三割五分の多読術
松岡正綱
「バッターの打率が三割五分はすごいでしょ」
「本で言うと10冊読んで3冊ぐらいしか分からない」
「というか打てたという風になるわけですよねそのぐらいだと思います」
「だから3割ぐらいの打率で本を自分の中にコミュニケートできれば」
「いいかな」
自分に合った本に出合える確立は3割
残り7割は途中で投げ出しても構わないそうです
掩巻
「江戸時代の人は良くやったんですが読んだら閉じて」
「今何が書いてあったのかだけでなく自分にとっての味わいがあるのか」
「”掩巻”読書って言うんですが数ページいく度にチョット閉じて」
「活字だけを読もうとするとつまらないと思いますね」
次の達人はこの人
平野啓一郎(34) 小説家
99年「日蝕」で芥川賞受賞
その後も数々の作品で注目を集める作家だ
速読コンプレックスからスローリーディングへ
平野啓一郎
「僕もほんと読むの遅いでしねぇ早く読めないですし」
平野さんは最近流行の速読に懸念を抱いています
「文章の意味をしっかり理解する癖をつけないと速読しても理解できない」
「速読で分からない部分をざっと読むと5年経っても理解力は上がらない」
早く読もうとするあまり何か疑問に感じても読み飛ばしてしまい
考える切欠を失う事もあるといいます
読み終わったときに始まる
「さっと読んだ情報処理的な読み方は明日あさって役立つ」
「読書は3〜5年後ぐらいに効いてくる」
「自分の考え方が変わるのが楽しい」
本で会社を再生させたというこの人は
佐久間庸和(46)
冠婚葬祭会社「サンレー」社長
作家”一条真也”としても活躍
結婚式などを展開する会社の社長だ
9年前倒産の危機だった時に就任した
そんな時であったこの2冊
経営学者ドラッカーや孔子の教えに影響を受け
会社の立て直しに成功しました
佐久間庸和
「師匠というか最強の経営コンサルタントですよね」
著者像をイメージ
「どういう人生を歩んできて」
「何を普段言っている人が書いたのか本か把握する」
「そしてこの人が自分の近くにいて目の前にいて」
「自分1人にこの話をしてくれているんだと意味する事が重要」
著者を身近に感じるだけで読みやすさが違うといいます
達人達の読書法を参考にゲスト達の1冊を楽しんでみては