ギリシャの財政危機を切欠とした世界のマーケットの動揺収まりません
株安の連鎖はどこまで続くのでしょうか
火種となったギリシャで6日
EUヨーロッパ連合とIMF国際通貨基金の支援の前提となる緊縮財政法案を可決
町ではコレに反発する市民数千人が抗議し機動隊と衝突した
そして世界に飛び火した
6日のNY株式市場は
EUの信用不安に誤発注と見られる人員的ミスが引き金となり
一時↓998.50ドル(前日比)過去最悪の下落幅を記録
為替市場では急激な円高が進んだ
対ユーロ 一時110円台
対ドル 一時87円台
この火種は今日の東京市場にも
仙谷 国家戦略担当大臣
「マーケットの数字指標が急激に上下するのは大変問題」
菅 財務大臣
「為替介入について発言すれば首が飛びそうですから」
一方日銀は市場の沈静化に動いた
ドバイショック以来となる即日オペ
→短期金融市場へ2兆円を供給を通知
円高に企業は
東芝 村岡富美雄 副社長
「せっかく景気が回復してきた段階でまたこういう事があると」
「回復の頭を押さえる要因になりかねない」
富士重工業 森郁夫 社長
「正直リーマンショックを思い出した」
「市場の急激な冷え込みが心配」
ギリシャの飛び火を総合商社の経営陣は警戒
三菱商事 上田良一 副社長
「ポルトガル スペイン イタリアなどに波及しかねないリスクが顕在している」
東京株式市場は機能に引き続き全面安となりました
日経平均株価 10364.59(-331.10)
この2日間で約700円も下げました
そして今夜 財務省
G7財政相が電話会議
ギリシャの財政危機問題や世界的な金融市場の動揺への対応を協議
今夜10時
混乱の早期収束に向けて日米欧が協調対応する事で一致
ギリシャの救済はうまく行くのか不安が高まった今月4日から
株安の連鎖が始まりました
ヨーロッパに続きアメリカダウ平均も2%の大幅下落
5日になりますとギリシャでデモが発生し
アジア ヨーロッパ アメリカ共に株価は回復しません
そして連休を明けた昨日に日経平均は3.3%大幅下落となりました
ヨーロッパ中央銀行から新しい救済策は出ず
ダウは急落
明けた6日もアジアは軟調で午後10時過ぎの段階では
ヨーロッパ株も下落しています
NY
昨日の急落は何らかのトラブルが原因だったのものの
急反発とはいかず現在昨日の終値を挟んだ展開となっています
ダウは取引開始直後50ドルほど上昇する局面もあったのですが
現在は34ドルの下げとなっていますナスダックも18ドルほどの下げ
市場には昨日の暴落の背景にあった
ヨーロッパの財政問題への懸念が根強くあります
$1=¥91.80
昨日の暴落の原因ですが一部金融機関の入力ミスから先物取引の異常まで
様々な憶測が飛び交っています
証券取引委員会は異常な取引があったとはしているものの
現時点では原因はハッキリしていません
6日の株価暴落
P&Gの株価が10分で37%乱高下
→証券取引委員会「異常な取引があった」
ナスダック
株価が急変動した300近い銘柄の取引無効にすると発表
「株価の異常な急落防止策が必要」
さらにアルゴリズム取引と呼ばれる一定のコンピュータープログラムに基づく
自動売買が株価の下落を加速させたという見方も出ています
議会では早速こうした取引を規制すべきだとして
11日に公聴会が開かれる予定です
こうした中
米国雇用統計が発表されました
非農業部門雇用者数 ↑29万人(前月比)
10年4月 失業率 9.9%
非農業部門は市場の予想を大きく上回ったが
失業率は9.7→9.9に上昇
*やろうと思えばExcelでも出来る自動売買