ワールドビジネスサテライト,5/11,ギフト市場「質の変化」
百貨店では早くもお中元商戦が始まりました
年間17兆円といわれるギフト市場の質の変化を追いました
東京・中央区
高島屋日本橋店
お中元商戦 出陣式
高島屋
・中元商品 約40000点
・平均単価 約4500円
ただ最近では
ギフト商品を人に送らずに自宅用に買い求める人が増えてきたという事で
高島屋日本橋店 岩立文雄 副店長
「ギフト商材は普段でない商材で特徴のあるものを増やしている」
「品揃えの充実だとか非常にこだわりがあるという事で」
「ぜひ食べてみたいという事で自宅用ギフトが増えていると思う」
自宅用の売り上げ
08年 ↑28%(前年比)
09年 ↑ 9%(前年比)
節約志向で中元商品は厳しいことが予想されますが
2010年 自宅用のギフトの売り上げ
前年比 ↑10%を期待
「ギフト需要自体がよりパーソナルなもの」
「メッセージ性の強いものや共感を呼ぶものが増えて」
「自分でも食べてみたいという方が増えている」
中元やお歳暮は横ばいが続いています
そんな中市場を牽引しているのはカジュアルギフトと呼ばれる
手軽で気軽な贈り物です
矢野経済研究所 安藤佳美 研究員
「今まではのし紙をつけて形式的に”贈り物”として」
「形を作ったモノでなければいけなかった」
「堅苦しいギフトの流れはなくなる」
「贈りたいモノを贈りたい人に贈るギフトの流れが強くなる」
そうなるとギフトの質も変わってくるといいます
「定番の商品だけでなくまだ新しい商材が開発される」
楽天のインターネット通販”
おくりもの市場”
ブランド食器からスイーツなど66万点を超えるギフトを取り揃えているt
ギフトの単価の単価こそ値下げ傾向にあるが
ギフト単価 4000円→3000円
利用者 30%増
ギフトのやり取りはより気軽なものに
楽天ギフト販売推進グループ 笠井佑子リーダー
「礼儀的なものは見えの世界なので(百貨店などの)包装紙で良いモノになるが」
「それより相手の事を考え伝えたい事に合うモノを探しにきている」
楽天ではこんなサービスも
メールでプレゼント略してメルプレ
メルプレ
相手のメールアドレス入力で住所が分からなくても贈答
また複数の贈り主がワリカンで贈り物もできる
「年賀状自体が減っているが住所を管理する文化がなくなってきて」
「メールアドレスだけで管理 携帯電話だけを知っているコミュニケーションが増え」
「携帯メールアドレスで贈られる方が多い」
一方コチラのベンチャー企業では
東京・渋谷区
ソウ・エクスペリエンス
西村琢 社長
「これが体験ギフトになります」
チケット カタログ 説明書 予約用のハガキ
モノではなく体験をプレゼントできる体験ギフト
受け取った人はカタログから好きな体験メニューを選ぶ
体験メニュー
エステ ヨガ 乗馬レッスン 陶芸教室など 約100種類
価格帯
5250円〜5万2500円
「いろいろなところに外出して体を使って体験する」
「このギフトが切欠になればいい」
アクセサリー教室を訪ねた
体験ギフトの利用者は
「やってみたかった」
「踏み出す切欠をもらった」
「(体験メニューを)選ぶ楽しさもありました」
このアクセサリー教室
手数料を払ってカタログに掲載してもらっている
掲載手数料
5000円コース → 1400円
そのメリットは大きいという
LaVague 宮島理恵さん
「ホームページや広告とは違う角度で集客に繋がっている」
「体験の人数が増えている」
5年前から始めた体験ギフト
徐々に人気度を上げ
売り上げ 毎年↑30%
ソウ・エクスペリエンス 西村琢 社長
「利用できる店舗を増やして贈りやすく体験しやすい」
「体制をつくる」
*自分用にそれとも贈り物に?