ワールドビジネスサテライト,7/2,スミスの本棚,出井伸之
GUEST009 クオンタムリープ代表 出井伸之(元ソニーCEO)
日本を代表する世界企業ソニー
1995年
ソニー社長に就任
出井は役員14人抜きで6代目の社長に
厳しい経済状況の中
2005年
会長を退くまで10年間ソニーを率いる
Q,振り返ってみてどうですか?
出井
「凄い時期だったんじゃないですか」
「会社も生命体なんだよね自分も生命体なんだけど」
「会社の生命維持装置みたいに全力を尽くさなきゃならないから」
「このままじゃ殺されるんじゃないかと思って」
Q.眠れない夜とか
「まぁそうですね」
「そんなこと言いたくないけど寝る前に紙に思いついた事を書いて」
「朝見るとつまらない事書いているなと思ったり」
”ハッピーな成長”
「年を取ってくると自分がリーダーでるよりも」
「色んな人たちのサポートになるとか踏み台になるとか」
「そういう事に意義を持つとかね」
「30代くらいまでの生意気盛りの時と」
「人間の生き方は変わってくる」
「それが”ハッピーな成長”だと思うけどね」
「この年で”俺が天下だ”と言ったらおかしい」
そんな出井はソニーから離れたあと
クオンタムリープを立ち上げた
コンサルティングやベンチャー投資を行なう
この新たな挑戦の場には世界的なITのトップも足を運ぶ
インドのIT企業「ウィプロ」
アジムHプレムジ会長
Q.あれやっておけば良かったと思うことは?
「それはあんまりあるけど言えないですね」
「やっぱり社長の醍醐味でもあるんですけど歴史を変えた思うような決断をしても」
「決断してもうまく行かなかったとかそういうのはあるんですけど」
「でもまだ言えませんね」
Q,リタイヤとかそういうのはない?
「楽になりたいなと思うときはありますけど」
「小説化が”筆折りました”と言っても本当に辞める人はあんまりいないんじゃないですか」
「ミケランジェロだって最後まで芸術家だし」
「僕は今この会社つくったばかりだし」
”疑問が”人生を楽にする
「本は買っておくのが好きなんです読まないけど」
「積んでおくわけ」
「何か困ったときに自分の本棚をまず見るわけね」
「(参考になる本が)あったときのうれしさね」
「さすがおれは先見の明があった!」
多いときで2万円くらい本をまとめ買いするそうですが
中には以外なモノも
「僕はマンガなんかが好きなんですよ」
「いつも固いモノばっかり見てるでしょ」
「だからスラムダンクとかガラスの仮面とか」
幅広いジャンルを好む出井さんの一冊は
この本は専門家6人による共著で
シルクロードが砂漠ではなかった可能性を指摘しています
出井さんがシルクロードの魅力に引き込まれたのは
30年ほど前に出された篠山紀信さんの写真集「シルクロード」がきっかけだったそうです
シルクロードをめぐる遺跡の調査からわかってきたのは、
かつてそこには豊かな水のオアシスがひろがっていたらしいということであるでは、みずはなぜ失われたのか?
そもそも砂漠とは何かと問われたら、何と答えたらよいのだろうか?「”シルクロードは使い古されている”という人も多いが」
「シルクロードについてはまだ何も分かっていないですよね」
「どういう理論で緑が砂漠になったとかねたくさん疑問を持つと人生楽しくなるよ」
出井さんはこの本を
若い人たちに読んで欲しいそうです
いろんな事に興味を持って新しい事業にチャレンジしていって欲しい
との事でした
では、たすきを渡す人を
「片山晋呉さん」
「ゴルフの才能に恵まれていてね」
「それよりも100倍くらい練習している」
「興味あるなぁどんな本読んでるのか」
次回 GUEST010
片山晋呉