GUEST010 片山晋呉 プロゴルファー
2歳からゴルフを始め
1995年 22歳でプロテストに合格
2000年 賞金王(ランキング1位)
トレードマークのテンガロンハットと大胆な発言の数々でプロゴルフ界で一際目立つ存在だ
Q.この一打で決まるっていう時のプレッシャーや緊張感は?
片山
「プレッシャーは・・心臓は何回出てるかっていうくらいしびれているし」
Q.そういうと時にどうやって自分を奮い立たせる?
「心を抑えてしまうくらい経験と技術があったらメンタルの部分がなくても」
「なんとかなる」
”たたかう自分”
去年4月
マスターズ・トーナメントで4位に
日本人として最高成績を収めた
しかし
「マスターズで最終日に自分がボードに載っていれば」
「辞めてもいいってくらい思いを込めて練習やいろんな事を積んできた事が」
「現実に起きてしまったので”さぁ次何するのって言われたら”答えが見つからなくて」
マスターズの後 片山は燃え尽きた
この後
09年
石川遼が史上最年少の賞金王に
賞金王の座を若い世代に譲る形となった
「試合の会場にもう行きたくない」
「まぁ・・・1人の時には悩んでも答えが出ないので」
Q.ソコからどうやってモチベーションを上げてきた?
「12月でゴルフが終わって」
「完全に区切られてゴルフから離れられたのが良かった」
「試合で戦う自分が欲しくなる」
本で”勝負”を学ぶ
「僕 本は相当読むと思います」
「その人にどういうモノを見てきて山の頂上に立ったのか」
「やはりそういう事に興味があるので」
古本屋さんでよく100円の本を纏め買いする片山さん
最近特に読んでいるは
「武術の本を読んです」
「一時よく自分もアメリカに行くようになって向こうの選手と戦って」
「飛距離パワーで絶対勝てないなというのがあって」
「意識を自分のどこにおいて構えるか武術の本で学びましたね」
本からぶどうの精神を学んで試合に臨むという
片山さんの一冊は
「これは電通の成田最高顧問から是非読みなさいと送っていただいて」
「勝負に対する心構えだったり気持ちをどう高ぶらすだとか」
「そういう事が書いてあるからと」
吉川栄治の8巻にも及ぶ「宮本武蔵」
関が原の戦いで負けた17歳の時から巌流島で佐々木小次郎と戦うまでの
おそよ10年間の成長を描いています
数多く描かれた決闘シーンでも片山さんが気に入っているのは
武蔵の姿は泥の塊のように山畑を駆けて跳び、またたく間に
彼らとは、約半町ほどな距離をつくってしまった。
「里の方だ」
「街道の方へ逃げた」
という声が頻りと多かったが。武蔵は山畑の畝を這って、その人々の手分けて駆け
まわるさわを時々、山の方から振返って見ていた。
「逃げるが勝ちって結構好きです」
「なんかいいじゃないですか戦わなくして勝ってっちゃう」
「以外に剣豪じゃないかもしれない実際には」
「だったかもしれない」
「何かが魅力的なカリスマ性があって」
では”たすき”を渡す人を
「中嶋常幸さんに」
「自分がチョッと辛い時に向こうから話をしていただけるんで」
7月23日 GUEST011
中嶋常幸
次週は
スミスの本棚annex
読書”空間”