ワールドビジネスサテライト,9/1,残暑列島,秋遠く・・・
9月入った今日も日本各地で猛暑日となりました
全国の観測点921のうち35度以上157地点
30度以上は789地点に達しました
この厳しい残暑が
消費に家庭の食卓にも大きな影響を及ぼし始めています
秋の始まりとなるはずの9月1日
しかし東京都心では35.9度の猛暑日となりました
消費の現場では
プランタン銀座
秋色夏素材の衣料品が良く売れているといいます
秋色夏素材
シックな色使いだが夏物の素材でできた服
売り場の2割に拡大
夏物はセール価格でしか売れないが
秋色夏素材なら定価販売できるメリットがある
新宿の百貨店では北海道物産展が2店で開始
大北海道展
京王百貨店 新宿店
開催期間 1日〜14日
売り上げは去年の↑4割を見込む
ところが秋の味覚にある異変も
トウモロコシ
霊威年は9月半ばまで収穫
→今年は収穫終了(猛暑の影響で)
またジャガイモは例年に比べ小ぶりに
→1割増量して販売
北海道で今一体何が起きているのか
札幌の隣に位置する江別市を訪ねた
ジャガイモ畑を掘ると小ぶりのジャガイモが出てくる
ジャガイモ農家 青木洋一さん
「どこを掘ってもほとんど同じ」
例年だと出荷が始まる時期にもかかわらず畑から出てきたのは
小ぶりのジャガイモばかり
「原因は気象の関係今日も暑いが温度はそれほど必要ない」
今日の江別市の気温は32度
8月の札幌
30度以上の真夏日13日 (平年4.5日)
と異常な暑さが続いた
ジャガイモの適温 15〜20度
あまりの暑さに実が成長しなかった
さらに
「これは自然に枯れたものではなく疫病が蔓延して木を枯らした」
猛暑+集中豪雨
→高温多湿で疫病が発生
木はいっせいに枯れてしまい小ぶりな状態で成長が止まってしまった
「出来は平年の7割か6割」
「メークインは何十年も作っているが”猛暑で不作”は記憶にない」
ジャガイモ
北海道 78%
秋ニンジン
北海道 89%
たまねぎ
北海道 57%
収穫が減り価格上昇で食卓への影響が心配される
JA道央 農業振興部 安田和人 係長
「(ジャガイモは)全体の被害としては5%から10%の収量減」
「今後の旬の野菜である大根やニンジンなど打撃がないようにはしたい・・・」
「”したい”と言っても天候次第なんで・・・」
*野菜工場をソロソロ始めた方がいいんじゃない