ワールドビジネスサテライト,12/10,スミスの本棚annex,太田光
爆笑問題 太田光(45)
〜小説のススメ〜
太田光
日大芸術学部で田中裕二と出会い
「爆笑問題」結成 レギュラー番組9本
笑いでニュースを切るそれが太田の持ち味だ
太田光
「悪い癖なんですよ」
「大きいものに噛みつきたくなる」
”小説家”太田光
その太田さんが初の小説を出版しました
Q.前から小説を書きたかった?
「そうなんです」
「”いずれ”というのは・・・」
「子供の頃から小説 物語が好きだったので」
ソレが
いじめにあう男子高校生から戦争を体験する兵士まで
国も時代設定も異なる登場人物が織り成す九つの物語
誰もが持つ漠然とした不安を
主人公に重ねソレを1つのメッセージとして伝えます
この世界は、きっとどこかと繋がっている。Q.割とストレートにメッセージを伝えていると思いました
「僕は割りと曲げたつもりストレートじゃなくて変化球のつもりで」
「物語にして見せたいと」
「(テレビ討論だけでは)芸がないというのがズットあって」
「何かひと工夫したい」
そんな太田は実はかなりの読書家だ
Q.読書をいつもされてると聞きましたが
「エロ本ばっかりなんですけどね普段は」
Q.ドレくらい読んでるんですか
「エロ本?」
Q.イエ普通の本です
「最近は読めてなくて」
「読んでいる時は年間100冊ぐらい」
太田光X純文学
太田が本を読むようになったのは高校時代
「要するに友達がいないから会話が本当はしたいのに」
「みんなが楽しそうに話しているから時間がもたない」
「だから”本の中に逃げ込む”ような感じ」
当時特に夢中になったのが
文豪
島崎藤村(1872〜1943)
の作品だ
「”破戒”を読んだ時にすごく面白かった」
「知らなかったから・・・こういう世界があるんだって」
藤村の作品は全て読み
縁の地を1人で旅するほどのファンに
藤村など純文学に触れるきっかけを作ったのが
中学時代に読んだこの一冊
文芸評論家 亀井勝一郎が書いた
小説などをひきあいに青春とは人間とは愛とは何かを追求します
「今までの見方が全部変わるというか」
「偽善とか本当の愛情とは何かが書いてある」
「ソレがすごい衝撃だった」
こまやかな感受性をもった人は、しばしばぶっきらぼうな表現をとることがあります。
それは愛の発想方法の根底とならなければならぬはにかみだと言ってもよいでしょう。お笑いとはまた違う顔
しかしそんな枠自体 太田さんにとっては意味を持ちません
「政治番組でも”お笑い芸人の癖に何言ってるんだ”というのが多かった」
「”こうでないといけない”はあまり面白くない」
「みんなで世の中に参加している方が面白い」
今後は長編小説の出筆にも意欲を見せる
太田さんでした