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GUEST024 小説家 火坂雅志(54)
母校である早稲田大学に歴史小説家としての原点がある
火坂さん
「歴史を調べる為に図書館が私の教室だった」
そんな火坂は
一昨年大人気となった大河ドラマ「天地人」の原作者だ
戦国時代に義と愛を貫いた
上杉謙信の家臣
直江兼続の生き様を描いた
ヒットを生んだ小説家が選ぶ本は・・・
小説家 火坂雅志
早稲田大学時代ある切欠で歴史小説にのめり込み
歴史小説サークルの勧誘ポスターには
”君も竜馬、信長と語り合いませんか”と書いてあったという
火坂
「その会に入って司馬遼太郎さんの名作と出会った事が私の人生を変えた」
・人生を変えた本
その時出会った本が火坂さんが勧めるこの一冊
幕末 近藤勇と共に新撰組を支えた土方歳三を描いた作品
動乱の時代に剣にも恋にも命をかける姿に魅かれたそうです
歳三は、目をすえた。時勢などは問題ではない。勝敗も論外である。
男は、自分が考えている美しさのために殉ずべきだ、と歳三は言った。森本アナ
「男の生き様というか強い生き方に感動したんですけど」
火坂
「歴史小説はいろんな面があるので」
「それぞれの人の胸に響く言葉がある」
「特に司馬さんの小説はあちこちにキラ星のような言葉が秘められている」
「歴史小説は素晴らしい”書いてみたい”と突然思った」
ところが書いてみ売れない日々が20年続きます
しかしソレは必用な時間だったとの事
火坂
「歴史小説は苦労しないといい味が出せない」
「大人のある意味小説なんで大人の心にこたえ響くモノでないとダメ」
「(歴史小説を書けるのは)やっぱり50歳過ぎてから」
・現代人の手引き
「現代も戦国時代に似ている価値観が多様化する中で」
「自分がどう生きていくかという時」
「非常に参考になる」
火坂さんは現代人が学ぶべき事が
戦国時代や幕末を生きた人達の言葉にあると考え
去年 武士の名言をまとめた本を書きました
「戦国武将も20%ぐらいの人しか生き残れなかった」
「その中で領国をどう治めるか経営者の様な事もやっていた」
「武士は元々命がけ」
「武士の人生をかけた言葉は現代人の心にストレートに響く」
では”たすき”を渡す人を
「あの”天地人”の題字を書いた人」
「アレを書いていただいた人が武田双雲さん」
次回GUEST025
武田双雲(書道家)
*自分の本を宣伝する人はもう出さない方がいいと思うの・・・