ワールドビジネスサテライト,1/25,GLOBAL WATCH,中国人女性の婚活事情
from中国
深圳
家族で賑わう公園で最近
休日になると見られる奇妙な光景があった
中高年の男女が集まって何やらヒソヒソ話
実は彼らは娘のために結婚相手を探す親たちだ
写真を見比べ連絡先をメモを情報交換を行う
公園の木には結婚相手を探す貼り紙が貼られている
その多くが女性のモノです
深圳は人の出入りが多いため正確なデータはないが
深圳の流動人口
約1200万人 人口の82%
女性が男性よりはるかに多く結婚難が社会問題化している
ケ小平が改革の実験場とした深圳
かつての小さな農村は30年で大都会へと変貌
今や世界の工場として知られ
細かい手作業が得意な女性が重宝される
そんな深圳では婚活ビジネスが急拡大している
中国最大手のお見合いサイト”珍愛ネット”
登録者数 2500万人
登録は無料で
自己PRや条件などを書き込み希望する相手の写真や情報を検索できる
気に入った相手に会うには正会員になる必要がある
何人でも紹介してもらえるが
会費
6ヵ月で約4万円
→中国平均月収のほぼ2倍
珍愛ネット 李松 会長
「お見合いサイトの会員のほとんどがホワイトカラーの女性たちです」
会員として名を連ねるのは工場の労働者ではない
深圳は外資系企業も多いため秘書や通訳など
ホワイトカラーの女性も各地からやってくる
実は男女の人口比率だけではなく
女性の高学歴化と社会進出が結婚難に拍車をかけている
「中国ではホワイトカラーの女性でも大量に都市から都市へ移動している」
「卒業してから違う都市で働くため交際範囲がとても狭い」
「そして仕事での競争が非常に激しくプレッシャーが大きい」
「仕事ばかりでプライベートの時間を持てない」
毎週末会員向けに開催している
お見合いパーティ
この日集まったのは男女60人ほど
女性はみんなホワイトカラーのOLたちだ
彼女たちが求めるのはマンションや車を持つ高学歴の男性
結婚難に危機感を抱きながらも相手に妥協はできない
そんな女性が増えている
市場経済の時代となった中国
自分を磨き結婚相手もマーケットの中から選ぶ
そんな女性たちの婚活が過熱している
*あのお見合いPTにいた