ワールドビジネスサテライト,2/4,スミスの本棚annex,西原理恵子
都内にある大きな家
西原が筆一本で建てたという自宅兼仕事場
170万部を突破した
”毎日かあさん”の作者
自身の子育体験を鋭い毒と深い愛で描く
かつてないジャンルのマンガだ
その生きざまは多くの人の心を捉え
ついに映画化される事になった
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シネマ通信「毎日かあさん」永瀬正敏 対談6歳の腕白な息子と
4歳にして女の武器も使う娘
子育てにマンガ家の仕事たくましく一家を支えます
西原さん
「輝いているキョンキョンじゃなくバッチイおかんになっている」
「スイマセンみたいな感じで」
一方
元戦場カメラマンの夫は戦場でのトラウマによって
アルコール依存症に
更にその体は癌に侵されていたのです
全てが実話
一見重い話ですが優しさと笑いに満ちています
「お笑いマンガ家なので見た人がチョッと楽しく気分が軽くなればいい」
辛さや悲しさも笑いに変える
ソレが西原流
・”おカネが大事”の意味
西原はカネをめぐる壮絶な半生をつづった著書がある
両親のケンカが絶えない子ども時代
貧しさによって不幸になる家族も見てきた
「お金がないと家は”獣”みたいになる」
「親が子どもを本気で殴るような・・・」
貧しさから逃れようと
西原さん
19歳で美大を目指し上京
*ソレがドラマ”がけっぷちのエリー”だったわけだ
*楽天の検索に出てきて初めて気がついたw
Q.マンガ家になろうと?
「そんな高い志は持たなかった絵で食べていければ何でもいい」
「明日のおカネがない事が怖かった」
何とか仕事を得ようと何十社も売り込みに歩き
来る仕事は全て拒まずにやり
ソレが仕事の幅を広げる結果になったという
「お金が大事=働く事が大事」
「人が人であるために働く」
西原さんのアトリエの本棚には様々なジャンルの本が
マンガや写真集が並ぶ
「私 写真集が大好きなんです」
”世界の現実”が見える写真集
亡くなった夫からの最初のプレゼントも写真集でした
世の中の”自分”
そんな西原さんが勧める写真集は
世界の人たちは毎日何を食べているのか
24ヵ国30家族の1週間の食材を撮影
スーダンの内戦を逃れてきた家族
は穀物や豆類が中心
チャド・難民キャンプ
1週間分の食費 143円
一方
ドイツ・ハンブルグ郊外の家族は
肉の加工品にビールにサプリメント
総額 5万9008円
難民キャンプの400倍以上
著者は
写真家 ピーターメンツェル
ジャーナリスト フェイスダルージオ
夫妻
地球の歴史が始まって以来、
食べすぎの人の数が栄養不足の人の数を上回ったというのだ。
食料不足から食べすぎへ―この世界的な食の転換期を
記録するチャンスを逃す手はない。
森本アナ
「今の自分の立ち位置が分かる」
西原さん
「分かりますよね」
「いま地球のどの辺にいて何をして生きているのか」
「何を食べ1日の稼ぎがいくらか国によって全く違う」
「人の命の重さもまるで違う」
この一冊から見える世界の現実
なかなか世界を旅する時間のない人にお勧めです
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