ワールドビジネスサテライト,2/17,特集,「コメ育ち」!?

冒頭で主婦が玄米たまごを宅配サービス



を利用して購入

玄米たまごを割ってみると黄身が白い
オムレツを作ってみると白いオムレツに
白いオムレツの味は
味はしっかりしていてたまごの旨味があるという
黄身が白い卵ドコでドウ作られているのか
向かった先は雪国キーワードはコメ育ちだ!
「コメ育ち」ブランドに”白色”黄身のヒミツ
青森
トキワ養鶏
ココで飼育されている5万羽の内
約1500羽
→黄身の“白い”卵 約1200個/日
なぜ黄身が白いのか
トキワ養鶏 唐牛冬仁 係長
「これが近所でとれた飼育米をベースにした餌」
黄身が白色は鶏が食べたコメの色だった
鶏の餌
普通の卵 輸入トウモロコシ 約7割配合
黄身の白い卵 トウモロコシをコメに
「(餌は)1キログラム数十円の差」
「約1.5倍の値段の差がある」
実は餌は輸入トウモロコシよりも割高だ
普通の卵 20〜30円/個
黄身の白い卵 80〜100円/個
しかし人気は高まっているという
「”黄身の白い卵じゃないと嫌”だとか」
「卵かけご飯にして食べたらあっさりしておいしいという声がある」
餌用の米
飼料用米
食用枚とは別品種→収穫量が多い
政府はコレまでコメ余りなどで休ませていた田んぼを有効活用しようと
個別所得補償制度の一環として補助金を出し
餌用のコメの生産を奨励している
更に国産の餌用のコメを使えば
海外の穀物価格高騰の影響を受けにくくもなる
千葉
ブライトビック千葉(畜産会社)
ココでは
餌用のコメを混ぜた餌を豚に与えている
白い黄身の卵の様に
国産のコメ育ちの豚をブランド化しようと動き始めた
今月下旬
百貨店の物産展で「コメ育ち」の豚肉販売
どうやって客にアピールするか試食しながら話し合う
イロイロな調理法を試しながら食べてみたところ
”バラ肉ならしゃぶしゃぶ”
コメ育ちの豚肉はどんな特徴があるのか
”甘い脂”だという
売られる豚肉には
千葉県育ち
お米仕上げの豚肉
とラベルが貼られる
飼料会社の調査
コメ配合の餌を与えた豚肉
→うまみ成分
オレイン酸が多い
ブライトピッグ千葉 石井俊裕 部長
「自給率100%を超えているのはコメしかない」
「まだ余剰があるといわれ作付けに余裕がある」
「飼料に回してもらう余裕が十分にある」
だが
飼料用米作付面積
政府目標の2割未満
背景になある問題が
千葉・旭市
東京ドーム約850個分の水田
生産量が増えない理由をこう語る
旭市役所 堀江隆夫 農水産課長
「組織がないと畜産農家と稲作農家」
「個々に話し合いをする事に無理がある」
飼料用米
ほとんど流通網なし
→コメ農家は販売先を自ら探す
「一定のルールを作らないとなかなか先に進まない」
そこで
旭市役所 コメ農家と畜産農家を仲介を始めた
コメ農家畜産農家とも売買相手がうまく見つからないケースが多いため
市が仲介すれば餌用のコメの普及が期待できる
様々な効果が期待できる餌の米
普及の兆しも見えるが堀江さんこんな課題も指摘する
「国の稲作農家への支援策が続くのかソレが一番大きなポイント」
「国の支援がなくなると稲作農家はエサ米の生産をやめますよ」
まだ国の支援がなしでは餌用のコメの生産は赤字状態だ
どうすれば普及に繋がるのか安定した体制作りが求められている