ワールドビジネスサテライト,6/3,THE行列,ワンカルビPlus+
琵琶湖のほとりにある焼き肉チェーン店
大きな地図で見る ワンカルビPlus+ 草津店130席ある店内は
開店度同時にたちまち埋め尽くされる
オープンらか1時間
行列データ
夕方以降 常時10組以上が並ぶ
この店で人気を呼んでいるのが
ハラミステーキ
注文数の約3割を占める人気メ―ニューだ
その秘密を探るため厨房を覗いてみると
ワン・ダイニング 濱本長利ブロック長
「大体5〜8キロの重量で納品される」
「こういう塊から毎日手作業でカットしてその日に提供している」
毎日大きな塊で届く肉を厨房で切り分ける
肉の鮮度や色合いをよくする工夫だ
そして
「これはスリットといって肉を柔らかくするため」
「切れ目を入れて客に提供していく状況まで作っている」
このスリットと呼ばれる下ごしらえが分厚いハラミをおいしくするポイントなのだ
切れ目がある事で火の通りが良くなりまんべんなく熱が伝わって
肉自体を柔らかくする効果もある
「肉屋ならではの技術で柔らかくして客に提供する」
ハラミステーキは食べ放題メニューの看板商品として
来客数を伸ばすけん引役となっている
食べ放題コース(2時間)
2604円 (56品)
3129円 (87品)
他にはない価値を提供する事で人気の焼き肉店となった
現在約80点を展開するワンカルビプラスは街の精肉店から出発して
ココまで急成長した
包丁を使った下ごしらえは”もてなし”の基本として
今も受け継がれている
ワンダイニング 加藤邦生 執行役員
「当店自慢のハラミステーキを一番おいしい状態で食べてもらうため」
「営業のブロック長にレクチャーしている」
スリットは浅すぎても深すぎても肉のうまみを引き出せない
こうした研修を半年以上繰り返しようやく
一人前として包丁を握れるようになるという
ワンダイニング 高橋淳 社長
「外食をした以上」
「絶対に失敗をしたくないという部分がある」
「1人1人の客に対して気配り心配ができるおもてなしをしたい」
行列が絶えないチェーン店
その陰には原点を忘れないもてなしの包丁さばきがあった