ワールドビジネスサテライト,8/22,超・円高時代の資産運用は
先週末戦後の最高値を更新した円相場ですが
ココ一年で見ると3回介入がありましたが
10年 9月15日
11年 3月18日
11年 8月4日
結局10円程円高が進んだ形となっています
そして70円台が定着しつつある超円高時代に
個人投資家はどう動いていたのでしょうか
1ドル70円台の超円高が続く中
8月4日政府が行った為替介入
3月18日以来 約4ヵ月半ぶり
→1日で4兆円超の規模か
しかし
一瞬80円台を付けた後は再び70円台に戻ってしまいました
根強い円高圧力
その要因の1つがミセスワタナベの存在です
ミセスワタナベ
FX(外国為替証拠金取引)をする個人投資家の総称
円安を見越し"円売り・外貨買い”の取引スタイルが多い
円取引の約3割を占めるといわれる
→介入の効果を打ち消す形になる事もある
こうした中
FXプライム”投資女子会”
30代〜40代の女性が対象
取引のデモ体験ができるセミナー
なども開かれている
今月から
FX投資
証拠金の何倍まで取引ができるかを示す
"レバレッジ”が半分の25倍に
*ドル防衛のためとも言われている
女子会を開催したFX会社ではコレをチャンスと見ています
FXプライム 五十嵐眞 社長
「客層がさらに広がり個人投資家になじみやすいモノになる」
「今の女性客は2割しかないが裾野が拡大するのではないか」
投機色の薄い新たな投資家の参入に期待がかかります
またこんな活用方法も
海外旅行の際にFX口座を外貨を引き出すのに活用
約50万円をドルを買い
手数料は1700円だという
手数料
両替所・銀行 → 1ドル=2〜3円
FX取引を活用→ 1ドル=20銭
※プラス窓口料500円
両替ができるFXサービスは
マネーパートナーズ
「外貨両替・受け取りサービス」
外貨を好きなタイミングで購入
→指定日に空港で受け取り
マネーパートナーズ 奥山秦全 社長
「(利用者は)4月に比べ約5倍のペース」
「FX取引になびみのない人も口座開設をしている状況」
円高を活用した資産運用の動き
為替取引だけではありません
NYでは
アップルストアなどが入る観光名所にもなっている
GMビル
このビルを所有するのは
REIT(不動産投資信託)です
日本の個人投資家が国内で投資した米国REITを通して
米国不動産を保有
その窓口の1つが
新光投信でした
新光US-RTEITオープン
アメリカの複数のリートに投資
→震災後 資金流入がトップに
新光投信 梅津一幸 専務
「1ドル=80円以上の円高局面では資金の流入が増えている」
「円の動きをよくみて投資のチャンスと考えている客がいる」
しかし今月に入り
アメリカの景気への懸念や国債の格下げを受けて株価も値下がり
REIT相場も1割ほど値下がりました
こうした変調を受け海外不動産投信への流入額
が鈍ってきています
野村総合研究所 金子久 上級研究員
「お金が入っているのは事実だが入り方が鈍ってきている」
「これだけ市場が揺れ動いているので様子を見極めようという人がいる」
今後投資家の動きに変化はあるのでしょうか
「相場状況が落ち着けば以前と同じ様に資金は入ってくる」
先行きの見えない超円高時代
個人投資家の資産運用も新たな局面を迎える事になりそうです
*海外旅行の両替はもうFX一択だろ常考