ワールドビジネスサテライト,9/21,スミスの本棚,川村元気
東宝プロデューサー 川村元気(32)
~ヒットメーカーの原点~
大手映画会社東宝のプロデューサー
23日に公開される映画"モテキ”を手掛けた
気鋭の若手ヒットメーカーだ
デビュー作は電車男
その後も告白・悪人と立て続けにヒットを飛ばした
川村
「10本映画を作ってDVDを並べて」
「何か共通項があるのかなと思った時にふと1つだけ見えてきた」
「上手に生きられない人間が何かと格闘して」
「世界を変えたかも知れないぐらいの話に自分は興味がある」
映画プロデューサー
題材 製作者 出演者などを選び
コンセプトを決定
そのさじ加減一つで映画の味付けは大きく変わります
Q.ヒットの秘訣は?
「自己模倣をしない事」
「同じチームで同じことをやりたくなるし」
「周りからも期待されるがソコには正解はない」
「もうソコにはお客さんはいない」
新しいモノを作るには
まずは過去の成功を捨てる
そんな川村さんが勧める一冊とは
「小学生のころ父親が読んでみろと」
沢木耕太郎
インドのデリーからロンドンまで2万キロの道のりを
乗合バスだけで旅した著者によるノンフィクションです
道中の様々なハプニングや
著者の心の葛藤が鮮烈に描かれています
より
カルカッタには、いま生きている
人間に関わるものならすべてあった。カラスと一緒に
残飯をあさる老婆がいれば、
犬に石を何個ぶつけると吠え出すかを
賭けている子供たちもいる。
牛に売り物の青草を
盗まれる女もいるし、
ネズミを商売のタネにしている男もいる。
旅と映画には共通点があると川村さんは言います
「アクシデントや予期しない事との出会いが旅の面白さ」
「本当にそういうもの映画の面白さも」
「分かっている事を確認するために見るのではなくて」
「予想を覆されるような瞬間に人は感動したり驚いたりする」
そしてこの本を読んだ多くの若者と同じ様に川村さんも
バックパッカーとなりこれまで世界の30都市を旅しました
今も映画を作り終えると自分をリセットするために
バックパック1つで旅立ちます
「"モテキ”が完成した次の日に」
「ペルーとボリビア行きの航空券を予約」
「いまから憂鬱なんですけどね」
「いい加減ハワイとかにしたいんですけどね」