ワールドビジネスサテライト,10/24,新エネルギーの可能性は
新エネルギーとして期待されるあるガスの成分が判明しました
きょう発表されました
東京・八王子市
首都大学東京
首都東京大学大学院 理工学研究科 土屋正彦 客員教授
「これが”OHMASAガス”の入っているボンベ」
このガス原料は水です
開発したのは
東京・大田区
日本テクノ
震動させた水を電気分解し
ガスを作るという事です
日本テクノ 大政龍晋 社長
「(水)1Lで2万Lのガスがとれる」
OHMASAガス
プロパンガスなどと混ぜて使用
水が原料なので大幅にコストが抑えられるほか
燃焼後は水蒸気になるため
二酸化炭素の排出量も削減できるという事です
新たなクリーンエネルギーとして
注目されています
今回そのガスの成分が初めて判明
酸素ガス 水素ガスに加え
水クラスターが成分
首都東京大学大学院 理工学研究科 土屋正彦 客員教授
「ガスの中にコレだけの成分が存在していることが今回初めて分かった」
通常水素ガスと酸素ガスを混ぜると
爆発しやすく危険ですが
このOHMASAガスは
水クラスターが含まれているため爆発せず安全に取り扱える
日本テクノ 大政龍晋 社長
「データが発表されていろいろな人が安心して使える」
「完全なクリーンエネルギー」
新しいクリーンエネルギーは西日本からも
神戸市西区
研究開発を進めているのは神戸製鋼所です
神戸製鋼所 機械事業部門 松村昌義 部長
「温度差発電システムの”マイクロバイナリー”です」
今月初めの販売を始めた
マイクロバイナリー(発電装置)
発電の元となるのは
温泉です
装置の中にあるのは特殊な液体のフロンが入っています
このフロンをお湯の熱で暖めると蒸気が発生して
この蒸気でタービンを回して発電します
どのくらい発電できるのでしょうか
「51キロワットほど」
「家庭用なら25軒分発電している」
気象条件に左右される太陽光や風力と違い
マイクロバイナリー
通常扇風機の羽のような形をするタービンを
スクリュー状にした事もポイント
機会の小型化と低価格化に繋がりました
マイクロバイナリー
価格2500万円
→他社製大型品の1/4以下
温泉街に加え排熱を利用したい
工場からの引き合いも多いといいます
「2015年度に年30億円の売り上げを目指してる」
資源が少ないニッポンでいま
ユニークなクリーンエネルギーに期待が集まっています
*メタンハイドレートの利権がなんか盗られるような噂を聞きましたが