ワールドビジネスサテライト,10/26,女性役員 増える兆しも
主要企業の女性役員の比率
日本は他の国に比べて圧倒的に低く0.9%
きょう午後6時ごろ
東京・港区
の高層ビル
その会議室に次々と女性たちが集まります
集まった女性はおよそ20人
実は全員大手企業の役員です
設立されたのは執行役員以上の女性のネットワーク
”J-Winエグゼクティブネットワーク”
日本の主要企業の役員で女性の割合は1%以下と
海外に比べて極めて低い状況
しかしある調査では
女性取締役のいる企業の方がいない企業よりも
自己資本利益率 いる約5% いない約8%
と経営の効率が高いとの結果も
この組織では女性役員が少ない
日本企業に一石を投じたいといいます
ベルリッツコーポレーション 内永ゆか子CEO
「1人の言葉では力が出ないが」
「まとまることで大きな影響力になってくる」
「ダイバーシティ(多様性)はコレからの企業にとってすごく大事」
この組織の幹事を務める
日産自動車 星野朝子 執行役員
「日産で唯一の女性(役員)なので」
「部長 課長の女性のメンター役(相談者)になる」
以前は調査会社の研究員として
食品や自動車業界の市場調査をしていた星野さん
9年前
突如日産から誘いを受けます
説得したのは日産のトップ ゴーン社長
入社後は日産のマーケティング改革に携わり
2006年 執行役に就任
去年末に発売された電気自動車リーフにも関わりました
初のそして唯一の女性役員
とはいえ気負いはありません
女性の役員がいる事へのメリットは
星野さんがボスと呼ぶ
日産自動車 アンディパーマー副社長
「我々の顧客の半分は女性」
「女性のニーズを理解しないメーカーが車をデザインするのはおかしい」
「日産が企業として成長できるのは人材の"多様性”があってこそ」
実際重要な会議での女性はほとんどが星野さん1人
自分だけ意見が違った事も何回かあったそうです
しかしそうした違いに耳を傾ける事で
世界中の顧客のニーズに応える事ができるのだと言います
日産自動車 星野朝子 執行役員
「ゴーン社長をはじめ海外の視点を持った」
「日本人とは違う感性・考え方を持った人が入ってきた」
「女性は新たなダイバーシティ(多様性)として受け入れられた」
女性役員が増えつつあるというが街で聞くと
金融業
「自分も頑張れば役員を目指せると」
「思える事がモチベーションとして良いと思う」
人材派遣業
「女性独自の目線もあると思うので良いと思う」
しかし一方では
不動産業
「全然目指してないです」
商社
「今の立場で精いっぱいなので想像できない」
団体職員
「いえいえとんでもない」
管理職になりたい率
男性 56% 女性 20%
と低い結果が出ています
女性の働く意識を調査している専門家は
NPO法人ジュエル 藤井幸子 代表幹事
「正直言って女性は評価の対象になっていなかったというのもある」
「”子供がいるから””結婚しそうだから”とか」
「無意識の気持ちが動く部分もあると思う」
しかし
会社側の判断でメリットも
ベルリッツコーポレーション 内永ゆか子CEO
「優秀な女性が入社しようか迷ったとき」
「役員 執行役員は外から見えるから活躍しているのを見ると」
「将来の可能性でいい人が集まる」
「社内的な活性化が出てくると期待している」
*うまく使い使われる
オンナを味方にして仕事をする本 なぜあなたは女性とうまくいかないのか?奇跡の12週解決トレーニング
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