ワールドビジネスサテライト,11/30,東京モーターショー直前,スズキ・VWトップが”ニアミス”
昼過ぎ会場に現れた
スズキ 鈴木修 会長
向かったのは三菱自動車のブース
それを出迎える益子社長
三菱自動車
スズキに電気自動車をOEM供給
その話題で盛り上がる
その他にも
日産自動車 志賀俊之COO
など業界トップと積極的に面会した
今日はトップ同士が顔を合わせる貴重な日でもあるのだ
今回のモーターショー
注目を集めているのがこのスズキとVWだ
それは言うまでもなく2社の提携解消問題
スズキ
提携違反を理由に解消を申し入れ
VW
提携解消を拒否
両社の対立は国際的な仲裁機関の場へと
舞台を移した
こうしたなか始まった東京モーターショー
スズキ会長は自社のプレス発表を静かに見守っていた
そして
発表会が終わった瞬間報道陣が会長に迫る
仲裁手続きでスズキに勝算はあるのか質問が集中した
Q.仲裁の勝算は
スズキ 鈴木修 会長
「相撲をとるとき負けると思ってとる奴はいない」
「真実を1つ1つ申し述べていく」
鈴木会長は自らの正当性を改めて訴えた
対する
Q、鈴木会長と会う予定は
VW マルティンウィンタールコルン社長
「ノー!」
「スズキ関連の質問はなしだ」
結局この問題に対して口を開く事は無かった
しかしこの後
会場に緊張が走る
会場内で視察を続ける鈴木会長とウィンターコルン社長が
鉢合せしそうになったのだ
距離を置く鈴木会長
VW側も鈴木会長に気付き
2人は避けるようにその場を離れた
一方
BMW
トヨタ自動車と水面下でエコカー開発の提携交渉
開発担当者に尋ねると
BMWグループ開発担当 クラウストドレーガー上級副社長
「残念ながら日本語が読めないのでその新聞記事のコメントは控えたい」
ディーゼルエンジン
燃料効率が良くCO2の排出量が少ない
ヨーロッパではエコカーの代表格
トヨタはBMWからディーゼルエンジンを調達する一方
HVに関する技術を供与する事が検討されている
お互いに強い部分を補い合うする事で
世界の技術開発競争に生き残ろうという考えだ
華やかに見えるモーターショーで
その裏側では生き残りをかけた各社の
したたかな駆け引きが繰り広げられている
*フタを開けたらWinWinじゃなかったそりゃ決裂するわ