ワールドビジネスサテライト,12/21,スミスの本棚,山田太一
GUEST047 脚本家 山田太一(77)
代表作の1つ
昭和58年に放送された
※楽天では2しかヒットしません(12/22現在)
では4流大学に通う大学生と看護学校生を主人公に
学歴社会のゆがみを描いた
当初 山田は大学生を書こうと
偏差値が高い学生たちから取材を始めたのだが
山田
「三流(大学生)になると劣等感や恨み」
「自分の境遇に対する不満もある」
「気持ちのひだがぜんぜん違いますから」
「(一流大学より)ずっと面白い」
「一流女子大学生は相手にしてくれない」
「看護学校の生徒に声を掛けると言う」
それから30年近くを経て
今年出版した小説
は介護の現場が舞台
念仏を唱えると口から阿弥陀入来が出るという僧侶
”空也上人”が物語のカギを握っている
*介護の現場というより介護の現場で何があったか
*その後の老人との触れ合いって感じだよ
「近代から現代にかけての日本人というのは」
「自分が努力すれば何とかなるという考え方が非常にある」
「人間や人生は努力すればどうにかなるモノではない」
「1人1人限界だらけでしょ」
「南無阿弥陀仏と祈るのは自分の無力の表明」
「無力を知り祈るだけで救われる考え方に」
「非常に僕は説得される」
今回 山田さんが薦める一冊は
※楽天でヒットしませ(12/22現在)
短編小説の名手として知られた阿部彰さんが
古今東西の傑作とその魅力を紹介した文学案内です
「短編小説というのは身近な人間の現実・真実・夢みたいなものを」
「チラッと書くわけね」
「単刀直入に主題がパッと分かって」
「(無駄も歪みも)無くて」
「そして終わりがね閉じない」
「コッチに委ねられることが多いから」
「それが人生を教えさせてもらえる考えもさせてもらえる」
主人公亡きあとの長編小説が、
何かにわかに風船がしびむような
淋しい終わり方をするのに対して、
短編小説は主人公を
宙ぶらりんの状態に置き去ることによって、
いわば物語と読者に
未来を与えるのだと言ってもいいだろう。連続ドラマを書くとき山田さんは
短編を意識していると言います
「短編の積み上げみたいな気持で書いてますね」
「話を大きくしないと言う事」
Q.どういった事を表現していきたい
「たとえばドラマを書いてそれである種の結末をうるような事は」
「人生にあまりない実は」
「だからあまり片が付かないモノを書きたい」
”たすき”を渡す人を
「宮藤官九郎さん」
「宮藤さんはハチャメチャみたいに見えるんですけど」
「基本的に誠実な人だなぁと思いました」
1月18日 GUEST048
脚本家 宮藤官九郎