ワールドビジネスサテライト,1/18,スミスの本棚,宮藤官九郎
Guest048 脚本家 宮藤官九郎(41)
東京・世田谷区
大人計画
劇団の事務所
若者たちの青春を描いた
や
向田邦子賞を受賞した
など
数々の話題作を手がける人気の脚本家だ
また
の監督をしたほか
ミュージシャンや司会としても活躍しています
*俳優としてドラマに出演することもある
Q.ココだけは自分の作品の中でこうありたいと言う部分は
宮藤
「自分が作り上げてきた物語の終わる瞬間とか」
「終わった瞬間の感覚っていのうは」
「毎回その時の気分にもよるが」
「”嫌な気持ちにさしたくない”というのがあります」
「どんなに中身が悲惨でもハードな内容でも」
「スカッとしたい」
宮藤さんがオススメする一冊は
著者は60年代の名曲”サルビアの花”で知られる
早川義夫さん
早川さんは20代で歌手を辞め
早くおじいさんになりたいと本屋の主人になります
しかし50歳を前に再び歌手に
その思いや生活を飾らずに綴ったエッセイです
今度こそちゃんと歌いたいと思った。
今度こそ逃げないで歌いたいけと思った。
今、輝くことができれば、
過去も輝くことができるのだ。Q.いつ頃最初に手にとって読んだ
「2〜3年前だと思うが喫茶店にあった」
目次を見て宮藤さんが真っ先に気になったのが
”批評家は何を生み出しているのでしょうか”という章でした
ケチをつけることによって、上に立とうとする。
知識をひけらかす。
人のふんどしで相撲を取る。
常に第二次的にものを言う。
そんなのは、ちっともステキじゃない。
本当の評論は、人のことより、
自分のことを書く。
自分がいったい何者なのかを書く。「たぶん自分その頃 自分の作品を悪く言われたか」
「叩かれたか」
「カチンときた事があったと思う」
「これを読んだときに」
「モヤモヤしていた自分の気持ちが」
「文章になっていると思った」
「スゴイなーっと思って」
「そういうところが他のところにも・・・」
宮藤さんでさえ言葉にできない思いを綴った本
全てを読むため宮藤さんはその喫茶店に通いました
「羨ましくはないんですけど」
「こういう風に物事を考えられたらいいなと」
「なんか成功した人とかから」
「上から”これが正しい”言われると」
「”ううん?”と思うが」
「苦しんでいる人が間違ってないことを」
「言っているということが感動」
「どうしようもなくネガティブな気分になったときも」
「元気をもらえる本だって思いますね」
”たすき”を渡す人を
「岩松了さんお願いしたいなって」
「台詞とか言葉をいっぱい持ってる方なので是非」
2月1日 GUEST049 劇作家 岩松了