ワールドビジネスサテライト,2/6,白物家電で反転攻勢なるか
東京・千代田区
三菱電機本社
で初めて披露されたのは
最新の蒸気レスIH炊飯器(3月1日発売)
※現状ヒットせず(2/7現在)
うま味を外に逃がさず
強い火力を維持できるのが特徴です
さらに最新の機能が
炊きあがりの硬さ・ねばりを15通りから選べる
など
これまで水加減で調節してた炊き方の違いを
好みに応じて変えられるといいます
三菱電機
今年度 炊飯器市場600万台(予想)
→7割 高機能タイプ
その価格は
三菱電機ホーム機器 秋山雄一 社長
「木炭釜タイプで11万円程度を想定」
かつて1インチ1万円と言われた液晶テレビが
1インチ1000円台と値下がりが止まらない一方
白物家電は比較的安定しているという
Q.テレビ価格が下がる中 白物はどうして維持
三菱電機 荒木茂 家電事業部長
「炊飯器ですと日本、中国、台湾、香港でいいモノは評価される」
「メードインジャパンに対して高い評価」
「値段がテレビのようにならない」
デジタル家電から白物家電へ
他の電機大手にも共通しています
テレビ販売が不振だった
は今期
大幅な赤字を計上する見込み
一方で値下がりが少ない白物家電に
活路を見出しています
パナソニック 大坪文雄 社長
「まだまだ白物はグローバルに展開できる」
「高い収益を期待そして成長できる分野」
今や中国人観光客に人気の日本土産となったのが炊飯器
旧正月や休みが終わり
いま中国版ツイッターでは
自分用やお土産でもらった日本製炊飯器の使い心地が
たくさん書きこまれています
中国は日本と電圧が異なるため
大きな変圧器を使わなければなりません
それでも高機能を求めて
日本国内向けの炊飯器を購入する中国人観光客
*取材を受けた中国人家庭はなぜか全てパナソニック製品が目立った
*これはステマでしょうかw
*美顔器は安物だったみたい
中国小家電
炊飯器やポットなど小さな白物家電
生活・健康・美容家電のジャンル
一方
中国大家電
冷蔵庫・洗濯機は普及
技術的に差別化しにくい→日本勢は苦戦
中国の専門家は
小家電こそ日本メーカーに強みがあるといいます
中国 家電産業評論家 劉歩塵さん
「10年前の中国では”小家電”は必要なかった」
「今は経済発展に伴い人々は生活向上のための"小家電”を必要としている」
今後高品質な”小家電”を買う人が
さらに拡大するとみています
また小家電は高度な技術が凝縮されているため
追随されにくいとも
「(”小家電”の分野で)日本メーカーは」
「技術・ブランド・デザイン力に優れているので」
「このチャンスをつかんで中国市場でシェアをとるべき」
日本メーカーはもっと小家電を
中国市場に投入すべきだと言います
小家電で存在感を示そうと
新たな戦略を打ち出すのはシャープ
コレまで注力してきたプラズマクラスターに加えて
力を入れるのは
ネイチャーテクノロジー
生物の動きや構造をまねる技術
シャープはこれを新たなブランドに育てようと考えています
エアコンの室外機のプロペラは鳥の羽根に似せる事で
従来品から約30%の節電
空気清浄機の中にも
昆虫の羽根の仕組みを利用した羽根を取り付けて
効率を上げる事に成功
もともとは航空工学を元に研究
シャープ 大塚雅生 主任研究員
「あるところで(技術的に)頭打ちが起きた」
「航空機の羽は大きくて速い」
「白物家電のファン(羽根)は小さくて遅い」
「そこに航空工学をそのまま持ってこられるわけがない」
空調機器での成果
→去年からさまざまな商品化
掃除機のダストボックス
ネコが毛繕いし毛玉を吐く習性を応用し
ゴミを1/10の大きさに圧縮
「頭打ちに近いところを打破する新しい技術が必要」
「このネイチャーテクノロジーが活躍すると期待している」
不況にある日本の家電業界
強みを持つ白物のテコ入れで復活を果たせるでしょうか
*コレが進むと微生物になるんだろうか?