ワールドビジネスサテライト,5/14,相次ぐ災害 火災保険の実力は
竜巻の被害を最も受けた
茨城・つくば市
北条地区周辺
約800棟の建物が被害
きょうから
国や自治体による災害補償の申請始まる
り災証明書
被害程度を証明する書類
国の支援制度により
被災者生活再建支援制度
半壊以上の世帯に最高300万円
ただ国の補償の対象にならなくても
保証を受けられる可能性はあります
竜巻の被害を最も受けた地域を歩く人たち
彼らは火災保険が死者の検査員です
この日は
火災保険を契約している家庭を訪問しています
なぜ火災保険の家庭なのでしょうか
損害保険ジャパン 當房忠臣 鑑定人
「主だった火災保険であれば」
「竜巻の被害は支払いの対象になる」
実は
火災保険
竜巻など風災害被害に基本的に対応
→一戸建てで月額2000円以下の保険も
保険金が支払われる流れは
被害状況の検査・調査
↓
工事業者から見積もりを出してもらい
↓
査定と見積もりを照合して保険金額決定
↓
1週間以内に支払い
「天災で被害に遭ったら些細な事でも」
「相談するのが一番いい」
既に火災保険の査定を終えた被害者は
小倉さんの自宅は今回の竜巻でほぼ全壊しました
小倉誠一さん
「もう屋根が全部ない」
「中も雨が降ったので全部水浸し」
「東京海上日動火災に入っていたので」
「査定会社が来て査定金額待ちです」
10年前に3000万円かけて自宅を建築した小倉さん
1600万円の火災保険に加入
この日
保険会社に電話すると
「1600万円入っているので」
「限りなく近くソコまで出せると」
「それプラス解体費用として保険金の約1割近く出していただける」
ローンが残っている事もあり
早ければ1ヵ月後に支払われる見込み
ただ小倉さんにはある悩みが
「家財は(保険に)入っていないです」
「あくまでも火災保険は建物だけです」
「だから家電製品は全部自腹です」
家財道具は建物とは別に火災保険に入る必要があるのです
室内に雨が吹き込み
大型テレビやオーディオセット・高級ソファーなど
家財道具
総額150万円
が
使い物になりません
ただ建て替えの費用を何とかやりくりして
生活再建に繋げたいと話します
「銀行に(保険は)任せていた」
「ドコまで含まれるか確認しなかった」
「ふたを開けてみたら(建物の)火災保険だけだった」
「なか仕方ないですね」
保険の専門家は
フィナンシャルプランナー 竹下さくらさん
「今回の風災・ヒョウ災・雪災や盗難なども」
「カバーされるので」
「火災保険という名前で勘違いをしないで」
「家が被害を受けたら火災保険をチェックするのが大事」
「住まいの総合保険と言っていいほど幅広い補償内容がある」
火災保険
竜巻(風災)のほかヒョウ災など広範囲に補償
ただ注意も必要だといいます
「いろいろなバリエーションがあって」
「新しい火災保険の場合には風災・ヒョウ災・雪災という」
「今回の竜巻の対象となる補償が取り外されているモノがあるので」
「注意が必要」
*地震・火災・風災などいっぱいありますね