ワールドビジネスサテライト,8/2,ドラクエ”オンライン”で変わる市場
午前6時
SHIBUYA TUTAYA
長い行列が出来ていました
そのお目当ては
午前7時
販売開始のセレモニーが行われたのは
スクウェアエニックス
を発売しました
ドラゴンクエスト
1986年 1作目が登場
累計出荷数5900万本以上
3年ぶりに投入する10作目の特徴は
ゲームデザイナー 堀井雄二さん
「ドラゴンクエストシリーズで初のオンライン」
「期待と不安でドキドキ」
オンラインゲームの特徴は
インターネットを通じ他のユーザーと冒険が可能
仲間を見つけ
ゲームを有利に進め会話も出来るのです
ゲームを終えようとすると
一緒に冒険していた人からこんな一言が
”おつかれさまでした””自分もあと30分で塾”
ゲームをしながら大勢の人たちとコミュニケーションが取れる
オンラインゲーム
ただユーザーの反応は様々です
女性
「オンラインじゃない方が良かった」
「一人でやってこそのRPGだと思う」
男性
「なるべくしてなった流れだと思う」
オンライン利用料
30日1000円 ※1日2時間の無料時間帯を用意
一方でメーカー側は
新しいコンテンツの配信し続けます
その背景には高騰し続ける
開発費がありました
Q.オンライン化することで開発費の回収がしやすくなったか
ドラゴンクエストX 斎藤陽介プロデューサー
「ドラゴンクエストは3〜4年の間隔で新作ができている」
「3〜4年で1回出る収益とは違う体質になる」
「会社としてのメリットはある」
*開発に6年という話が出ていました
オンラインゲームは従来の商品に比べ
商品寿命が長いのが特徴
*手抜きゲームだとそれは当てはまらない
数十億円という初期の開発費用を回収しやすくし
利益に繋げることができるのです
ゲーム業界に詳しい ゲームジャーナリスト 新清士 氏
「満足しないユーザーは辞めてしまうので」
「満足してもらえるようにゲームをサービスとして」
「提供し続けなければならない」
「一般的なサービス業のビジネスモデルに」
「ゲーム業界全体がシフトしている」
急成長を続けるオンラインゲーム市場は
現在4000億円を越える市場にまで成長しました
その半分以上を占めるのは
ソーシャルゲームです
会員数2000万人以上を抱える
東京・港区
グリー
は
グリー メディア事業本部 棒澤舞 事業戦略室長
「ドラクエのオンライン化は我々にとってもうれしい事で」
「一緒に業界全体を盛り上げていければいいなと」
グリーはユーザーを飽きさせないため
開発の手を休めません
モンプラ スマッシュ
モンスターを対戦・冒険させながら
数を増やしていく人気シリーズ
背景やキャラクターのクオリティを
より向上させているといいます
これ以外に
Wacky Motors(7月末発売)
8人同時に対戦できるレースゲーム
も
「ユーザーの満足度を上げることが」
「結果的に収益に繋がる」
オンラインの特性を生かしたゲームで
ユーザーをさらに拡大させる考えです
拡大のペースを速めるソーシャルゲーム
新たな展開を見せています
カルチュアコンビニエンスクラブ
Tポイントカードと連動するソーシャルゲームを展開
ゲームを楽しむために必要なのが
Tポイントカードです
実際のお店でTポイントカードを利用
ゲーム内に宝箱が届く→ゲーム内に店が建つ
建てられるのは全てTポイントの加盟社
狙いは販売促進です
カルチュアコンビニエンスクラブ 赤松友美 ゲームリーダー
「客は自分が行っていない店の建物がほしくなる」
「じゃあ行ってみよというモチベーションになる」
8万人の利用者をさらに増やしたい考えです
「ライトなユーザーでも楽しめるよう」
「実際の店のクーポンをゲームで提供する」
ますます競争が激化するオンラインゲームは
その裾野を広げつつあります
*今の旬のオンラインゲームはコレかな