ワールドビジネスサテライト,8/20,特集,日本を揺さぶる韓国経済
韓国・安山市
家電や自動車の下請けが集まる
工業団地
ココで自動車部品を製造販売する
自動車部品メーカー 大星電機
韓国ヒュンダイ自動車の下請け部品メーカー
視察に来たGMの担当者に
大星電機 担当者
「我々のデザインはパナソニックと同じだ」
「品質に問題ない」
と日本のメーカーの名前を出して品質を強調
今後も話し合いを続けることとなりました
GM 担当者
「最近 大星電機とよく仕事をしているが」
「彼らは良い部品メーカーだ」
GMだけでなく北米での売り上げはえん
今年上半期だけで去年の3倍
背景にあるのはアメリカと韓国の間で始まったFTA
米韓FTA(自由貿易協定)
自動車部品の平均5%の関税撤廃
アメリカだけではありません
EUとのFTA発効
ドイツアウディからの受注3.5倍
さらにFTAの影響は日本メーカーにも
大星電機 ククァンホン課長
「日産の北米工場に毎月50万個の」
「エンジンスイッチを納入している」
日本メーカーがアメリカの自社工場向けに
部品を調達する際
おひざもとの日本からよりも
FTAを結ぶ韓国からの方が関税が無く安いのです
そのためアメリカに工場を持つ日本メーカーが
韓国への発注を増やしているのです
「5%の関税が無くなり価格が下げられるので」
「韓国産部品の注文が増えた」
また
韓国政府
部品メーカーに研究開発費を支援
2012年度予算約300億円
*その予算ドコのおかげで出せたんでしょうねぇ
大星電機
過去3年間で研究開発費として
約2億5000万円国から補助
政府主導の輸出計画が韓国製造業の存在感を高めています
大星電機 イチョルウ社長
「トヨタ・日産・三菱・スバル・マツダなどが」
「商談に来ている」
「品質は日本と同じ水準に達していて」
「価格は韓国の方が競争力があるので」
「一般的な自動車部品は今後韓国が主導するだろう」
*もう新車売れなくなるじゃんw
FTAで製造業が恩恵を受ける一方
日本と同様FTAに抗議をしてきたのは農業団体です
FTAの発効後実際にはどうなったのでしょうか
韓国・利川市
桃農家 ユンソクハさん
「FTA発効後の今の状況は予想外だった」
「なかなか良いのではと思い始めている」
元々FTAに強く反対していたユンさんですが
FTA発効後桃をアメリカに輸出
ユンさんをはじめ地域の農家たちは
グァムのスーパーに輸出を開始
グァムでは高級品として並びます
*え!?マジかよw
FTAのおかげで桃の関税も撤廃されるのです
FTAに反対だった農家が一変
輸出に挑戦するわけ
そこにも国の支援がありました
農家が輸出するためのノウハウの提供です
強小農プロジェクト
政府の研究者を派遣
輸出のための総合的な支援
また
今年になって韓国は中国政府とFTA交渉を本格化
ソレを追い風に民間企業の間でも
中国と韓国の距離が一気に縮まっているのです
日韓日中の関係に緊張感が増す中
経済の面でもチラつき始めた日本離れの動き
今日本はその手腕を試される正念場を迎えています
*FTAはいいですよTPPやりましょうという誘導したいみたいだけど
*米に有利な一方的ルールで売れてはいるが・・・