ワールドビジネスサテライト,10/3,激化する食卓争奪戦
ローソンは今日 3−8月期連結決算を発表
チェーン全店売上高 営業利益 純利益など
過去最高を更新
ローソン 新浪剛史 社長
「遠くのスーパーより近くのローソン」
「スーパーを不便に感じている人が来ると思っていて」
「実際にきている」
顧客層の拡大
ローソンが進めている戦略の柱です
東京・品川区
ローソンゲートシティ大崎
を訪ねると
作っていたのはおなじみのメンチカツ
なにやら黒い容器に入れ始めました
Q.どうして容器に?
店員
「惣菜店みたいなのをやっているので」
ローソン
一部店舗で小分け容器で惣菜を販売
先週にはカキフライの付け合わせなど
品揃えを増やしています
これまでこうした揚げ物はおやつという扱いでしたが
おかずとして買ってもらおうというのです
同時に小分けの野菜などの品揃えを増やして
主婦やシニア層の来店を促します
「商品の差別化 何か違って何が面白いかを」
「工夫しないといけない」
「ドコに行っても一緒ではなく」
「もっと大きく変わらないといけない」
また本格的なコーヒーを味わえる
マチカフェも拡充します
12年度末の計画
2500店→3000店に上方修正
カフェやファストフード店の客を取り込む狙いです
変化を急ぐ背景には
消費環境に対する危機感がありました
Q.毎年後半の消費見通しは
「大変厳しい状況」
Q.厳しい理由は
「政治が不安定で尖閣のような問題が起こり」
「ネガティブなモノが起こりすぎた」
「明るいモノが出ていきていない」
不透明な消費環境をスーパーマーケットは
どう打ち破ろうとしているのでしょうか
ダイエー
9月22日よりメーカー品(ナショナルブランド)
1700品目を10〜20%値下げ
例えば
日清オイリオ ヘルシーごま香油 298円→198円
味の素 スリムアップシュガー1.6gx100本 498円→398円
など
コレにより販売数量↑2〜3割
なぜこのような値引きが可能になったのでしょうか
背景の一つがダイエーが進めるPBの販売の拡大
ダイエー南浦和東口店 案保崇 店長
「棚の下段 客の視認率がいちばん高いところで」
「PB”おいしく食べたい”を拡販している」
ダイエー南浦和東口店
PB売り場面積↑3割
売り場作りもPBが中心です
「通路に入ってもコーナー名をつけることで」
「客の目に入る」
「ココ(下の段)だけをPBにすると埋もれてしまう」
「上から下までPBにする事でより目立つ」
PBの販売拡大が
他の製品の値引きに繋がるといいます
「こういったPBは利益率が高い」
「PBの利益で生鮮食品などを安く提供している」
PBの販売拡大によって
メーカー品や生鮮食品の価格を下げ
コンビにとの競争に打ち勝つ方針です
百貨店は別の戦略で
消費を喚起させる取り組みをしています
東京・中央区
日本橋高島屋
開店前にできた行列
そのお目当ては
高島屋
今日から予約を開始したおせち
12月25日まで予約受付
有名料亭とコラボしたモノなど
主だったモノは3万円を超える高級御節ですが
沖縄の味おせち 2万1000〜9万2400円
沖縄料理を盛り込んだモノのほか
東日本応援おせち 2万1000円
健康おせち 1万5750円〜1万8900円
新子三世代おせち 2万6250円
など
イロイロなものを用意しました
どれも安くはないですが
初日に完売したモノもあるといいます
東日本大震災以降 新年は家族で過ごす人が増加
→おせちの単価↑
去年は売り上げが106%に伸びました
高島屋おせち担当バイヤー 小阪直也さん
「料亭 レストランを百貨店として囲い込みをしていき」
「ソコならではの味を」
「ある程度お金を払う事で」
「非日常が実現できる商品を提供していきたい」
個人消費が落ち込む中
小売各社様々な戦略で消費者の取り込みを図ります
*スイッチがなかなか入らない