ワールドビジネスサテライト,10/10,スミスの本棚,満島ひかり

GUEST065　女優 満島ひかり（26歳）

映画「川の底からこんにちは」など
映画やテレビドラマ・舞台・ミュージカルまで引く手数多の
若手実力は女優だ

満島ひかりさんお薦めの一冊

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ビートルズのでビューから2年後
ジョンレノンが24歳のころまとめた短編集です

内容のほとんどが意味を成さない
ナンセンス

満島
「タイトルも面白いんですね全部」
「あの”部分的にたけデイブ”とか」
「よく考えたら分かんないじゃないですか」

昔あるところに部分的にだけデイブな人がいた
その人は自分の人生に使命を持っていた
「ぼくは部分的にだけデイブなのだ」と

「デイブさんなのか何なのか」
「でも考えるとチョッと考えなくてもいい」
「可笑しいで終わってもいいはなしですけど」
「”部分的にだけデイブ””部分的にだけひかり”って自分に置き換えて」
「私 部分的にだけしか生きてないかもしれない？」
「いろいろ考えられて面白いなぁって」

この本には言葉遊びの歌や風刺に満ちたショートストーリーなど
毒のある笑いとジョンが画いた絵がたくさん詰まっています

なんだか分からない絵にも刺激を受けるといいます

「精神的なもの感情感性は刺激すれば起き上がってくる」
「意味が分からないところにはドンドン飛び込むべきだと私は思う」

不思議なごろあわせが大好きだと満島さん
分かりにくい表現のほうがいろんな意味で理解できて
新たな感性が湧き上がるのだといいます

悪い奴らを僕たちはやっつける
肌色、人種、宗教のために
ニグロ、ユダヤ人、バーニーのため
耳の不自由なテッド、ダヌータ、そして僕

「過激な言葉をいっぱい可愛く使っているから」
「ストレートに話されるよりも伝わってくる部分がある」
「とても聡明な本だと思います」
「意地悪な愛を感じるが愛がある」

ナンセンスでありながら奥が深く

読み手の状況が変われば
また違った解釈できる本だと満島さんは言います

「みんなそれぞれに感じて欲しい」
「みんなが良いというモノを」
「”良いと思わないといけない”ととらわれている」
「そうじゃない面白さもある」

”たすき”を渡す人は―

「映画監督の吉田大八さんを紹介したいと思います」
「演出もすごく細かくてとてもユニークで」

10月24日　GUEST066
映画監督　吉田大八