ワールドビジネスサテライト,11/21,スミスの本棚,土佐信道
GUEST067 アーティスト土佐信道(45)
わざわざ風船を膨らませてから演奏を始める
ピアメカなど
ナンセンスな楽器が並ぶアトリエで
土佐ワールドは生まれる
世界中でライブ活動をしている明和電気
そんなと土佐選ぶ一冊とは
35年前世界的なSFブームを巻き起こした
スターウォーズの監督ジョージルーカス氏の
半生をつづったノンフィクションです
土佐
「一言でいうと文房具屋の息子が宇宙をつくる話」
文房具店を営む家庭の長男として生まれたルーカス氏
内気でおとなしく学校ではイジメにあう少年でした
ただSFマンガなど好きな事には
とことん熱中する性格で
大学卒業後 映画の世界に入っても
ソレは変わりませんでした
「一番好きなシーンがある」
「スターウォーズの構想を練るために」
「鉛筆と紙を持って部屋にこもるシーンがあるんですけど」
用紙と、固くて尖った
好みの鉛筆ひと包みを手にした
ジョージルーカスは、(中略)
背後でドアを閉じた。
そして、チマチマと
読みにくい独特の手書き文字で、
のちには《スターウォーズ》と呼ばれる作品の
アウトラインを書きはじめたのである。「しびれました」
「(ルーカス監督は)自分の頭の中で」
「ひたすらアイデアを釣り上げる」
「さらに映像にしてソレを売る」
「マーチャンダイジング(商品計画)まで計算している」
「もう学ぶところだらけですね」
ルーカス監督はシリーズ1作目の契約で
関連グッズなどの商品化の権利を映画会社に要求
当時関連商品はほとんど価値がないと思われていたため
映画会社はあっさり承認しました
彼はこう言った。
「この作品の監督としての収入は
たいしたものではない。
金が入ってくるとすれば、
玩具からだろう」「見えてたんでしょうねスターウォーズショップが」
スターウォーズシリーズの興行収入は
合わせて40億ドル以上に及びますが
その数倍とも言われているのが
キャラクターなどのライセンスビジネスです
ルーカス監督の世界観は
これからビジネスを始める人にとって
大きなヒントになると言います
「ぽっと浮かんだビジネスプランをチョロチョロとプレゼンして」
「お金を集めモノをつくっても長続きしない」
「ものすごく成功するためには」
「ルーカスの生き方や手段はすごく勉強になる」
”たすき”を渡す人は―
「ロボット額の研究者の石黒浩 先生です」
GUEST068
ロボット研究者 石黒浩