ワールドビジネスサテライト,12/20,日銀2%物価上昇目標の検討表明
きょう自民党の安倍総裁は上機嫌だった
自民党 安倍総裁
「日銀の白川総裁から電話をいただきました」
「日銀の政策決定会合の結果を受けて」
「報告をいただいた」
そのほぼ1時間後
日銀 白川総裁
「安倍総裁からも物価目標に関して」
「検討の要請をいただいたところです」
「こうしたことを踏まえて次回会合で日銀が金融政策運営で目指す」
「中長期的な物価安定について検討を行う」
日銀 白川総裁
安倍総裁が主張する2%の物価上昇目標
→検討する考え
この発表を受け
アコード
政府と日銀の政策協定
を
結ぶ可能性が出てきた
自民党 安倍総裁
「われわれが選挙で訴えてきたことが」
「一つ一つ実現しているわけです」
ただ
自民 安倍総裁 物価上昇目標2%
日銀 白川総裁 物価安定めど当面1%
としているため
両者には溝も
Q.物価安定のめどや物価目標について
認識の違いなどは
日銀 白川総裁
「当面は1%をめどとしているが」
「成長力強化への取り組みの成果が上がっていった場合には」
「目指すべき物価上昇率は1%より高まっていく」
白川総裁は今後
安倍総裁らとの調整は可能だとの認識をにじませた
しかし物価目標を導入したからといって
デフレから脱却できるわけではありません
2%目標を導入すれば日銀は
物価を上昇させるため銀行などにマネーを供給する
現在の金融緩和をさらに強めると見られます
しかしそのマネーは今も支柱の銀行に留まったまま
経済の担い手である企業が資金を活用する意欲に乏しいのです
「規制緩和や成長率強化に向けた政府の役割も重要」
またマネーの供給が行き過ぎると
資産価格の急上昇など経済の混乱を招くリスクも
就任後初めてフリップを使った白川総裁
度重なる金融緩和で日銀が巨額のマネーを供給している現状が示されています
Q.フリップを使った狙いは
「日銀は非常に大規模な資金供給」
「積極的な金融緩和をしている」
「ただ日銀が地味なせいか事実が浸透していない」
「フリップを使うことでできればテレビで放映して欲しい」
*ソレだけテレビが正しく伝えないという裏返しかw