ワールドビジネスサテライト,1/30,スミスの本棚,本広克行
GUEST0070 映画監督 本広克行(47)
映画にもなった人気ドラマシリーズ
踊る大走査線の監督を務め
エンタテインメントを追求した作品を
世に出し続けている
*だが映画は1以外つまらない
そんな本広克行さんお薦めの一冊は
劇作家の平田オリザさんが
演劇の作り方を解説した演劇界のベストセラーですが
日常生活にも役に立つといいます
本広
「”演劇”と”日常”は紙一重」
「映画が大ヒットしてしまって」
「会う人みんなに”踊るの監督の本広さんだ”と」
「まず構えられる」
「もっと俺は”演じないといけないんだ”と」
普通の自分とヒット映画の監督を期待する
周りとのズレ
この本はそんなズレこそが
演劇を作る前提になると説明します
例えば
電子レンジを、
ある家庭では「電子レンジ」と呼び、
ある家庭では「レンジ」と呼び、
さらに他の家庭では「チン」と呼ぶ。
これは家族ごとに異なるコンテクストを
有しているということだ。同じモノを指しているはずなのに
電子レンジのように1人1人必ずズレがある
そのズレを少しずつ埋めようとする時に
リアルな演劇が生まれるといいます
「例えばウチのカミさんに」
「”このことを言わせたい”というときに」
「ちょっと旦那は芝居をする」
「ちょっと引いた自分がいて」
「この奥さんに”どういう言葉をかければ効果的か”」
「と考える自分がココにもう1人いる」
相手とのズレを意識し
自分が演じるべき役を考える
コミュニケーションが苦手な人こそ
演劇の手法が役に立つと本広さんは言います
「自分の位置 立場 役が分かっていると」
「会話は弾む」
「ロールプレイング(役を演ずる)はすごく大事」
「1回経験しておく」
「寝坊して遅刻してどうしよう」
「会議の場で何を話せばいいかを」
「最初にロールプレイングでやっておくと」
「度胸がすわる」
「昔は吐きそうなぐらいでしたが」
「今は”演じてればいいんだな”と」
「演劇のおかげです」
”たすき”を渡す人は―
「インテリアデザイナーの片山正通さんを」
「ご紹介します」
2月6日 GUEST071
インテリアデザイナー・大学教授 片山正通