ワールドビジネスサテライト,3/6,スミスの本棚,石川康晴
GUEST072 クロスカンパニー社長 石川康晴(43)
23歳で起業 年商約600億円
宮崎葵さんのCMで人気知名度を上げた
アースミュージック&エコロジーが中心ブランドだ
石川康晴さんお薦めの一冊は
経営の神様と呼ばれる松下幸之助
体験から得た商売の心得をエッセイ風にまとめたものです
世間は正しい
日々の商売を力強くすすめていくために
大事なことの一つは、
いわゆる世間というものを
信頼する事だと思います。
23歳のとき地元岡山で
衣料品のセレクトショップを始めた石川さん
当初は順調でしたが
1998年 創業5年目で赤字転落
掃除をしたら繁盛するというくだりを読み
毎晩遅くまで1人で掃除をしたと言います
石川
「レジの裏を掃除しようとレジをよけたら」
「従業員の手紙が出てきた」
「友達宛の手紙で”この会社はバカだ社長はバカだ”」
「”私は近いうちに辞める”と書いてあった」
「床に座って4、5時間ボーっとしてましたね」
「その時すーっと降りてきたのが”世間は正しい”」
「自分の考えを逆さまから考えてみた」
「輸入品 高級品をやめてSPA(製造小売業)をやろうと」
自分がやりたいことではなく客が求めるものは何か
世間は正しいという概念で事業を見直したどり着いたのが
製品のデザインから製造販売まで
自社で手がける現在の事業モデルでした
20年前に出合った本は今でも
「日本だけじゃなくて中国の世間とも」
「向かい合わせなければいけない」
「中国に適応した商品を作るだけでなく」
「中国でも社会貢献活動をやっていく」
様々な経営者の哲学を吸収してきた石川さん
Q.自分の中に先人の教えをどう入れていけばいいのか?
「偉人でも著名な科学者でもそれは古いケーススタディ」
「現在の社会に合うモノもあれば」
「そのマーケットがなくなっている場合もある」
「変わっていないモノは受け入れればいい」
「変わっているモノはプラスにしていけばいい」
”たすき”を渡す人は―
「三越伊勢丹ホールディングスの大西 社長を」
「僕のある意味お兄さんである師匠でもあり」
「尊敬ができる方なので」
GUEST 073
三越伊勢丹ホールディングス社長 大西洋