ワールドビジネスサテライト,3/18,技ありニッポンの底力,ミツヤ
画びょう
学校やオフィスでの必需品
その製造販売を70年以上にわたり行っている
ミツヤ
画びょうを年間約2億本作っていると言う
日本生まれで日本育ちのこの画びょう
その技に迫る
大阪府・東大阪市
ミツヤ
創業1941年
光也には独特のモノづくりがある
ミツヤ 塚田征司 社長
「変化を求める時代に変わってはいけないモノがあると思う」
それが国内生産およそ9割のシェアを持つ
この画びょう
日本の技術が集まった高品質の画びょうだ
画びょう作りは
鉄を丸く打ち抜くことから始まる
この鉄が指で押す部分となり
1分間に3000個を打ち抜いている
「打ち抜かれた丸い鉄を機械に入れ」
「画びょうの周りに溝を付ける工程」
溝を付けるためだけに開発された機械
中を覗いてみると回転するローラーに細かな溝が付いていた
実は
鋭い刃になっている
ソコに丸い鉄を通す事で
ギザギザの溝がつけられていた
しかし何のために溝を付けるのか
「ギザギザが滑り止めとなり画びょうを抜けやすくする」
細かな部分にも配慮したモノ作りだ
次にこの機械で画びょうの原型を作り上げる
実はこの機械いくつもの工程をこなしている
まずは
「丸い鉄に貫通しない程度の穴をあける」
次に穴をあけた丸い鉄に
針を付ける
針を付けるのがこのプレス部分
実は6トンもの力で接着剤を使わずに針を画びょうに付けていた
プレスされる部分を見てみる
画びょうが押される金型にはくぼみが付いている
このくぼみと画鋲の根元は同じ形だ
つまり
6トンという強い力によって鉄を寄せ集めて針を固定させていた
実際に6トンの力をかけることで
画びょうは大きくなり薄くなる
この肯定を瞬時に行い最後に
カッターで針を作り画鋲の原型は出来上がる
「この機械を開発することによって」
「年間2億本の画びょうを生産することが可能となった」
ココに技あり
6トンの圧力を画びょうに加え
接着剤を使わずに針を固定
この後
さび止めと化粧のために金メッキで加工され
画びょうは完成する
「モノを作ることを目的としてはダメ」
「作ったモノが客の役に立つ事が目的」
「ソコを目的とすればキッチリとモノを作ることが長続きする」
日本生まれ金色の画びょう
その使いやすさと高品質は今後も変わることはない
*意外な作り方でこだわりがあるんですねぇ