ワールドビジネスサテライト,5/8,スミスの本棚,紫舟
GUEST099 書家
紫舟この日筆を入れていたのは
現在都内で展示中の鯨波動図
瀧心図
紫舟+チームラボ
日本の伝統的な書を時には最新のデジタル技術で表現
またあるときは鉄を折り曲げ立体的に表すことも
型にとらわれない
様々な発想で作品を発表し続けています
そんな紫舟さんが薦める一冊は
365日毎日1つの書と
それにまつわるコラムが書かれた本です
様々な時代に描かれた書が登場します
森本
「切り口がシャープでしゃれがきいていて」
「私たちが読んでも楽しめるところがすごい」
紫舟
「それぞれの言葉にあった知恵や知識を出しているので」
「非常に膝を打つというか納得するところがある」
印象に残った書を挙げてもらいました
「表現力という意味では”眠”という文字なんですけど」
「本当にまだ夢の中で眠っているかのような表現力をもった文字で感心しますね」
左右対称の構成も
等分分割も知悉くしておまがら、
あえてそれをひねり、
ぬくもりのある楽しい夢を
見ているような字を書いた。「この字も好きですね”心”」
「何か覚悟したような真っ直ぐな心」
森本
「私もコレは思いました」
「”なんと角ばった心!なんと真っ直ぐな心!”」
型にはまらない表現に紫舟の創作活動も影響を受けたと言います
紫舟
「あるときまでは線の表現力だけで」
「せつなさとか温かみとか激しさを出そうとしていた」
「こんなに表現の幅があるこんなに表現してもいい」
勢い良くうねるこの字は"夢”
今にも膨らみそうです
目が回りそうなこの字は"雲”
まるで沸き立つ雲のよう
大胆奇抜、驚くような
巨大な構想力は書には限らない。「いろいろな制約の中であれやっちゃいけない」
「これやっちゃいけないという事を」
「自分自身で縛っていることがたくさんあった」
「これもいんだあれもいいんだ」
「チョッと肩の荷が下りるような感じ」
この本を薦めたい人は
「モノをつくっている人とか発想することを仕事にしている人が読むと」
「非常に力を貸してくれる本」
”たすき”を渡す人は―
「バイオリニストの川畠成道さんです」
「川畠さんの演奏を聴いて心が震えて」
GUEST100 バイオリニスト 川畠成道