ワールドビジネスサテライト,5/9,GLOBAL WATCH,米国路上販売めぐり論争
fromアメリカ
お昼時のワシントン
大勢の人がランチをしながらくつろぎます
広場の周りに並ぶフードトラック
にはランチを求める行列が
ケバブランチ
ステーキランチ
韓国風タコス
フレンチ風サンドイッチ
チキンカレー
など
世界各地の味が手頃な値段で楽しめます
ところが
ワシントンレストラン協会 カイルリースさん
「小さなレストランにとってフードトラックはイライラの原因です」
ワシントンフードトラック協会 ドーポボッチさん
「フードトラックはいまや市民に不可欠なサービスです」
フードトラックをめぐる論争の行くへは
ワシントンの隣
バージニア州
フードトラックの改装工場を訪ねました
キャンベルさんが手がけたフードトラックはこの3年間で300台
フードトラック
改造費用 約700万円
月に4〜5台は仕上げますが31台が改造待ち
フードトラックを始めるという男性
「もし1日の半分を仕事に費やすなら」
「コレからは自分のために働こうと思ってね」
フードトラック市場
17年には3000億円規模に成長との予測も
トラックオーナーのダイチさん
レストランを開くのに1億円近くかかるのに対し
フードトラックは1/5程度で済みます
ダイチさんは2年2年あまり前会社を辞めました
彼のトラックは初日から大成功を収めたといいます
Mojo/Tapas Truck デミアンダイチさん
「大変な1日だったけれど140食もサンドイッチが売れてハッピーな初日だった」
2台目のトラックTapasも大忙し
さらに3台目のトラックも準備中です
ワシントンと周辺だけで300台近くあるフードトラック
居場所がほぼリアルタイムで分かるアプリFood Truck Fiestaまで登場しました
しかし
この勢いに待ったをかける動きが
ワシントンレストラン協会 カイルリースさん
「ランチタイムにやってきて店の前の駐車スペースを占領する」
「店の看板は見えなくなるしお客の車も駐車できない」
価格面でも太刀打ちできないレストラン業界から
営業地域の規制を求める声が
ワシントンDC政府
フードトラックの営業区域に関する
新たな規制案を検討
市の規制が実現すれば営業できなくなると
フードトラック側は反発
ワシントンフードトラック協会 ドーポボッチさん
「売り上げが落ちたとしたら料理やビジネスモデルの問題ではないか」
一方の
レストラン業界も誰もが利用するパーキングメーターを使った
ビジネスモデルはフェアじゃないと規制の強化を訴えます
ワシントンレストラン協会 カイルリースさん
「公共のサービスを利用して利益をあげ」
「私腹を肥やすことは禁じられているはずです」
規制案の採決はこの夏にも行われる見通しです
Mojo/Tapas Truck デミアンダイチさん
「(規制案が可決されたら)廃業する人も出るし」
「多くの悪影響が起きるだろう」
「でもそうなったらすばやく状況に適応するだけだよ」
外食の新たな選択肢となった
フードトラック首都の判断に注目が集まっています
*攻めのビジネスモデルだよねぇ