ワールドビジネスサテライト,5/29,スミスの本棚,佐藤康光
GUEST 101 将棋棋士 佐藤康光
佐藤さんが薦める一冊は
歴史の専門家である著者が
歴史の大勝負に負けた敗因を分析し負ける法則に迫ります
Q.成功者の法則ではなくあえて敗者の視点
佐藤
「負けた人間は基本何も言わない」
「あえてそこに踏み込んで書かれている」
登場するのは武田信玄や千利休
一世を風靡しながら非業の死を遂げた有名人たちです
棋士として13ものタイトルを獲得してきた佐藤さん
なぜ敗者の条件なのでしょうか
「タイトルは何回もとったが将棋界でナンバーワンではない」
「何か欠けている部分が自分にはあるのかなと」
そんな佐藤さんの目にとまったのはイタリアの僧侶
ジロラモサヴォナローラ
フィレンツェを支配したこの僧侶は
敵が仕掛けた勝負に一瞬ひるんだ事を切欠に処刑されてしまいます
弱い人間は、いざというときに一瞬たじろぐときがある。
その一歩のあとずさりが、サヴォナローラのすべてを決定して
しまったのである。「人間ですから”安全に勝ちたい””大事に行こう”と思ってしまう」
「それで大きな勝負に負けた経験もある」
「土壇場に追い込まれた時に100%のベストを尽くせるか」
勝負を決める一瞬に備え
心を鍛える
佐藤さんがこの本から学んだ事です
「挫折感を味わい困ったなというときに読むと」
「ヒントが隠されているかもしれない」
森本アナ
「私たちのような会社員でも」
「”どうして昇進できないんだろう”と思う人でも」
「ヒントが見えてくる」
佐藤
「最終的に成功すれば良い」
「勝者になれば良い」
「負けた側の本を読み修正すれば良い」
”たすき”を渡す人は―
「千宗屋さんをご紹介させていただきたいと思います」
「私より年下の方なんですけど」
「将棋でも関わりたいなぁ」
GUEST102 茶人 千宗屋