ワールドビジネスサテライト,8/7,スミス本棚,夏休み特別編,旅先で読みたい本
WBSコメンテーターが旅先で読みたい本
今週は5人の方にご紹介ただきます
ボストンコンサルティンググループ 御立尚資
「旅先で絶対読んでいただきたい」
「マルクス・アウレリウスの自省録」
哲学者であった皇帝 マルクス・アウレリウスの哲学的日記
紀元2世紀ローマ帝国は周辺国にたびたび侵入されました
戦いの日々にマルクス・アウレリウスは
リーダーとして哲学者として苦悩します
「純粋にどう生きていくのかを考えながら」
「現実の中でぶれない部分をどう作って」
「でも世の中変化だらけ変わり身も早くしないといけない」
「その苦悩が行間からにじむ」
御立さんお気に入りの一節は
生きる術をレスリングの技術に似ていると例えたところです
「重心変わらない部分はどっしり軸として持った上で」
「不意に襲い掛かるどんなことにも耐える」
「構えがないとリーダーとしてやれない」
「こういうのがパラパラと短い文章の中で出てくる」
「拾い読みして考える楽しみがある」
続いて
大和総研 熊谷亮丸さんお薦めの一冊
力強い言葉に何度も勇気づけられる一冊
みずほ総研 高田創さんお薦めの一冊
国際経済の建前と現実の差を示した一冊
日本経済研究所 鍋山徹さんお薦めの一冊
”生き物探し”に散歩したくなる一冊
そして最後の登場はおなじみ
モルガンスタンレーMUFG証券 ロバートAフェルドマンさん
「アルバート・ハーシュマンという経済学者の伝記」
Worldly Philosopher The Odyssey of Albert O. Hirschman |
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今年アメリカで出版された分厚い本で
20世紀後半に活躍したハーシュマンの伝記です
「ちょっとだけ読んでもう首ったけ」
「ハーシュマンに首ったけ」
「誰も考えたことない事を取り上げて提案する」
アルバートハーシュマン(1915-2012)
ドイツ出身 学生時代にナチスの迫害を逃れ
ヨーロッパからアメリカへ
世界各国を転々とし
開発経済学のパイオニアに
さまざまな著作を通じて資本主義経済の発展について考えつづけました
情念の政治経済学 (1985年) (叢書・ウニベルシタス)そのルーツは
「戦争体験が背景だと思う」
「政治と経済の絡みがうまくいかないと」
「こうなっちゃうんだという事が身にしみていたのではないか」
そんな
ハーシュマンから私たちが学べる事は
「アイデアを着実に出していくのが本当の市民の義務」
「常に議論に貢献していこう」
「行動しようという事をやっていた人だから」
「ものすごく我々にとって大事な存在」
8月14日
夏休み特別編 後篇