ワールドビジネスサテライト,5/6,オフィスの「カフェ化」進む
東京・品川区
ローソン本社
ローソンは本社オフィスを11年ぶりに全面刷新
きょうから本格稼働されました
先週までは
長机ですが
今日見てみると
4人掛けの机に代わっています
しかも
机は斜めに設置
個室スペースは取り払われて
オープンスペースになっています
担当者に新オフィスの狙いを聞きました
ローソン BPR推進ステーション 上野俊哉さん
「(机を)斜めに配置しているのは通路から奥に誰かいるか見やすいから」
「予定はないがこのタイミングで話そうという時も」
「コミュニケーションが取りやすい」
さらに
個室の会議スペース7割削減
予約せずいつでも利用できるフリースペースに変えていきます
もちろん会議もここでやります
「部署を越えて会議すると日程がなかなか合わない」
「その中で判断が遅れるもう会議室でやる会議はやめようと」
商品開発などでの早い意思決定が
競争の激化する小売業界で勝ち抜くカギとなります
「市場の変化を早く捉えなえれば」
「オフィスのレイアウトを変えることで社員の生産性を高めるのがポイント」
一方
こちらは新生銀行のグループ会社
東京・大手町
SINSEI PI GROUP
入ってみると
壁はすべてガラス張りです
そのワケは
新生プリンシパルインベストメンツ 小座野善景 社長
「チームで働くので壁を越えて一体となって働くため透明にした」
企業のM&Aの支援やベンチャー投資など
機密の多い部門が集まる
ため
情報漏えいを防ぐ壁が必要でした
透明にしたことで電話やメールではなく
顔が見えるコミュニケーションが増えました
机から離れて休憩に向かう社員たち
長い廊下の先をついていくと
それぞれ冷蔵ケースから飲み物を取り出しています
飲み物は無料で
ココは社員が自由に使えるスペース
飲み物やお菓子を片手に社員が集まって
自然と会議が始まります
新しいオフィスには3億円を投資
個人机のサイズは3割小さく会議室は半分に
集まる場所を確保しました
「従来の金融機関のように窓のない会議室で」
「長時間会議していてもアイデアは出ない」
「人と人が出会って触発されてアイデアや」
「意見を自由に言い合う事が必要だ」
専門家はいま小売りや金融といった老舗企業の間で
オフィス改革が進んでいると指摘します
「隣の人が何をやっているのか分からない時代はもう古い」
「人が集まってコミュニケーションをして会議もできて」
「アイデアも出て業務もできるカフェ化がポイント」
*さらに進むとこうなるのかな