ワールドビジネスサテライト,6/18,情報機器のデザイン革命
シャープが今日開いた新商品の発表会
シャープ 方志教和 専務
「デザイン革新レベルは次元が違う」
「すぐに(他社が)追いつけるモノではない」
自信をもって発表したのは
フリーフォームディスプレイと呼ばれる新しい液晶
その特徴とは
シャープ開発戦略統轄 今井明さん
「画面の周辺を任意の形状に加工できる」
従来の液晶
専用の回路を画面外枠に配置
しかし
フリーフォームディスプレー
回路を画面の中に配置 枠が必要なくなりました
そのため
曲線や波型など自由な設計ができるようになります
「今まで四角という制約があって(液晶を)使いにくいと思っていた客に」
「新たなデザイン価値を提案したい」
自動車のスピードメーターなどの用途で
3年後の商品化を目指す
さらに
時計など身に着けるウェアラブル端末向けにも売り出したい考えです
さらなる未来を感じさせる
ディスプレイが国内で開発されていました
神奈川・厚木市
半導体エネルギー研究所
展示室で見せてもらったのは
折れ曲がるディスプレー
半導体エネルギー研究所 山崎舜平 社長
「これは有機ELディスプレー」
「非常に薄いプラスチックを貼り合わせた」
「世界中でうちしかない技術であちこちから注目されている」
半導体エネルギー研究所は髪の毛の細さよりも薄い
60マイクロメートルを使ったディスプレーを世界で初めて開発
10万回の折り曲げに耐えられると言います
さらには3つおりにすると大きさに応じた画面に切り替わるディスプレーも
半導体エネルギー研究所
米マイクロソフトなどとディスプレーごと折りたためる
タブレット端末を商品化へ
また
こちらは
「プラスチックなので横をずっと曲げておける」
スマートフォンなどの側面部分にも
折れ曲がったままのディスプレーが表示
カバンや内ポケットに入れたまま
メール受信などの情報を確認できるといった使い方を想定
折り曲げられるほど薄いディスプレーですが
高精細な映像を表示する事ができ
4K画質にも対応します
「デザイン性は非常にある」
「面白い展開がこれから21世紀できてくるのではないか」
自由なデザイン性が
情報機器の未来を変えていくかもしれません
*ディスプレー以外にはどんな変化が起きるでしょう