ワールドビジネスサテライト,10/16,リクルート嵐の中の船出
株価の大幅下落に見舞われた今日の市場
そんな荒れた相場で
リクルートは今日
上場という船出を果たしました
売り一色の相場でどれだけの投資家が
リクルート株の買いに動くのでしょうか
そして
リクルートHD
初値 3170円(公開価格3100円)
投資家の期待の高さを裏付ける形となりました
Q.初値がついた感想は?
リクルートホールディングス 峰岸真澄 社長
「無事 取引が開始され安心した」
「リクルートにとってこれからがスタート」
リクルート株はその後も買いを集め
終値 3330円まで上昇
時価総額 1兆9000億円を超え
ソニーや東芝に匹敵
今年最大の上場となりました
リクルートの創業は1960年
故江副浩正 氏が社員わずか3人で始めた会社でした
転機を迎えたのは1980年
女性のための転職情報誌とらばーゆを創刊
を切欠に急成長
翌年には銀座の一等地に本社ビルを構えます
しかし
1988年 リクルート事件が発覚
政界を巻き込んだ一大スキャンダルとなります
宮沢大蔵大臣は辞任
さらに
1989年 竹下内閣が総辞職
リクルート事件はロッキード以来の汚職事件に発展しました
その後
リクルートは新たに展開した不動産事業もうまく行かず
経営不振に陥ります
そして
1992年 ダイエーの傘下に入る
江副氏は一線を退きます
しかし
その後
就活情報誌だけではなく結婚や不動産情報誌などビジネスを拡大し
復活を遂げました
リクルート
上場で約1000億円を調達
国内で圧倒的な強さを持つ
人材紹介事業などを海外へとさらに拡大させる方針です
リクルートホールディングス 峰岸真澄 社長
「グローバルNo.1になりたいと中長期のビジョンを掲げている」
これまで独自のコンセプトで
数多くのビジネスを立ち上げてきたリクルート
その強みは上場後も生きるのでしょうか
「つまらない会社にはならない」
「企業家精神を育む圧倒的な当事者意識を育む」
「企業文化を経営陣が最も重要と思っている限り」
*17日終値
*リクルートってどんな会社?