ワールドビジネスサテライト,2/2,TPP日米協議再開
農産物関税をめぐる実務者協議
日本時間午前0時からワシントンで開始
日米両国
3月中にも12ヵ国による閣僚会議
を開き大筋合意にこぎつけたい考えです
農産品や自動車などの関税などをめぐり
日米間の隔たりが大きく停滞していたかに見えたTPP協議ですが
年明けから前向きな発言が目立ってきました
現地時間1月27日
フロマン米通商代表
「豚肉を含め農業分野の市場開放はかなり進展してきている」
「まもなく非常に前向きな内容で決着できる」
1月30日
甘利TPP担当大臣
「交渉だからすべての国がセンシティブな部分を」
「一歩も踏み出せないとTPP交渉は成り立たない」
こうした発言を受け焦点となっている牛肉や豚肉・米をめぐり
具体的な妥協案が示され交渉が進んでいます
ここにきて
一気に合意の機運が高まってきた背景とは
日米TPP協議大詰めへ
| 関税率 | 交渉内容 |
豚肉 | 1kg最大482円 | 段階的に引き下げ 最終的に50円の案も |
牛肉 | 38.5% | 段階的に引き下げ 最終的に10%程度 |
米 | 778% 無関税輸入枠 年間77万トン | 一定量の米国産コメの 輸入枠を検討 |
ただ
輸入急増時には関税を元に戻す
セーフガードを検討
交渉が進み始めた背景には
アメリカの大統領選がありオバマ大統領は
今年の夏より前に実績を作りたい思惑があります
オバマ大統領は
TPA貿易促進権限
大統領に通商交渉の権限を一任
の協力を議会に求めています
成立すれば
一気に妥結まで動き出す可能性があります
日米閣僚会議が進展すれば
12ヵ国閣僚会合が開く可能性もあり
一気に大筋合意までこぎつける事も考えられます
*食い物買わせて著作権と医薬品でお金取るんでしょ