ワールドビジネスサテライト,4/22,ロングセラー研究所,CASE1,ボンカレー
徳島市
大塚食品 徳島工場
ボンカレーは誕生から47年間
いまも変わらずココで作られている
中では熟練のスタッフが手作業に当たっていた
大塚食品 徳島工場 高田雅史 課長
「ジャガイモの芽は機械で取れない」
「人の手で芽を取る」
ルーは数十種類のスパイスを使い
およそ5時間かけて仕上げる
そして
レトルト釜
圧力と熱で殺菌処理
Q.レトルト食品の開発時に作った
「そうです現役です」
ボンカレーの開発された原点を開けてみよう
時は
1964年 東京五輪
で沸いた日本列島
大塚HD 大塚明彦 前会長
は海外に軍用のソーセージの真空パックがあることを知り
レトルトカレーの開発を思いつく
大塚グループが持つ点滴液の殺菌技術を生かし
このレトルト釜を一から手掛けた
1968年 世界初の市販レトルト食品発売
分析1
ボンカレーは点滴液の殺菌技術を応用
ただ
課題も
大塚食品 徳島食品研究所 林和美 所長
「パウチ(袋)が2層構造で透明だったため」
「酸素や光を通す」
「劣化が早く2ヵ月しかもたなかった」
発売当初
賞味期限が2ヵ月で阪神地区だけの販売
1969年 アルミ箔の袋を開発
→賞味期限は2年に伸び全国発売
ただ
これまでにない商品を小売店に理解してもらうには困難を極めた
「保存料など入っているのではと」
「疑いの目で見られていた」
営業マンはホーロー看板を
9万5000枚取り付け
分析2
松山容子さんの看板で宣伝
いっきに知れ渡るようになった
さらに
核家族化や女性の社会進出で即席食品の需要が高まり
1973年
年間1億食を販売
日本が高齢化社会に突入すると
お年寄りにも選ばれる工夫を繰り返す
2013年
全商品を電子レンジ対応に
さらに
2015年
The ボンカレー発売(500円/税抜き)
を発売して味にこだわるシニア層にアピールしている
「1人1人好きなモノを選んで」
「食べられることが時代に合ってきた」
国民食を手軽に食べれるようにしたボンカレー
挑戦は続く
*ボンカレー以外にもこんなにある日本の発明