ワールドビジネスサテライト,4/24,特集,ママ起業カギは口コミ
東京・港区
にあるマンションの一室
保育園児から小学校低学年が
料理を通じて様々なことを学びます
先生は小学校3年と5歳の子を持つ中原麻衣子さん
3年前から自宅でこの料理教室を始めました
子どもたちは真剣そのもの
一緒に料理を作って子供に食への興味を持たせます
中原さんの起業のきっかけは
震災を受けて大企業を退職
悔いのない人生をおくろうと決意したのです
Heartful Kitchen 中原麻衣子さん
「娘が小食で一生懸命作っても食べない」
「食事の時間をいかに楽しませるか工夫した」
娘の友達に自宅で野菜中心の料理を振る舞った時
その子の母親に”嫌いな野菜が食べられた”と
喜ばれたことに背中を押されました
キッズクッキングレッスン
2時間 1人4500円
定員 8人 月6~7回
子供を通わせる母親
「好き嫌いが多い自分で作るとここでは食べる」
フェイスブックなどで評判が広がり
横浜から来る子供も
雑誌の出筆や企業の講演にも呼ばれるようになり
今では以前の職場と同じくらいの収入になりました
こうしたママによるママ向けサービスを
提供する起業が広がってきました
背景には専業主婦の勤労意欲の高まりがあります
リクルートジョブズの調査によると
20~49歳の既婚・子供ありの女性
仕事に就いていない人59%
仕事に就いている人 41%
そのうち9割近くが仕事に就きたいと答えました
さらに
政府の女性起業支援
無担保で300万円まで融資など
起業支援を打ち出したのも追い風です
主にOL向けに習い事や資格取得を促す女性誌
ケイコとマナブ
主婦と購読数が5年前から倍増
ケイコとマナブ 根岸菜穂子 編集長
「主婦のスマホ所持率が上がった」
「SNSやブログで費用をかけずに集客できる」
ママ起業増加
スマホが主婦層に浸透
→SNSで口コミが広がる
その口コミを生かしたビジネスが続々と生まれています
東京・世田谷区
ma cherie
去年11月にオープンしたこの店
誕生パーティーのグッズを販売
の他
飾り方の教室も開きます
ベビーシッター付きなのが売りです
利用者
「ワークショップを受けたくても」
「赤ちゃんがいてできなかった助かる」
経営するのは3歳の娘を持つ菅原さん
保育園のママ友たちの間で人気で
集客に繋がっています
およそ400万円の開業資金はすべて貯金から出しました
「収入は正社員の時の1/3」
目標は売り上げを3倍に伸ばし
3年後にもう1店舗出すことです
出産前は不動産会社の営業をしていた菅原さん
起業した理由は娘といる時間を増やすためでした
菅原さん
去年8月 バースデープランナーの資格取得
「子供の誕生日をどうにかしたいと思った時に見つけた」
「パーティー文化が日本で広がればいい」
バースデープランナー資格
2日間 3万2800円の講座で取得
講座を主催するのはやはり起業した吉田さんが立ち上げた
日本バースデープランナー協会
この日の講座には
全国から14人うち6人が起業目指す
日本バースデープランナー協会 吉田采都子 理事
「ビジネスをしたい人がこんなに多いとは予想しなかった」
吉田さん
営業の仕事を4年前に辞める
菅原さんと同じように忙しすぎて
子どもと過ごす時間が持てなかったからです
目を付けたのが欧米では大きな市場があり
自分の娘にも使えるバースデー商品のネット販売
客からどう飾ったらいいかわからないと問い合わせを受け
アドバイスするうちに
個人や企業向けに飾り方などを教えるビジネスを
展開できそうだと思いついたのです
バースデープランナー
184人が資格取得(去年1月~)
商品開発では家族から意見を聞くことが多いと言います
アメリカのパーディー市場
1兆円以上
そこで流行っている
ハーフバースデーを取り込もうというのです
日本にパーティー文化が広げる事で
ビジネスが広がると期待しています
ママの共感を得ながらママ友の輪を広げていくママtoママビジネス
主婦の生活の中に起業のヒントはまだ眠っていそうです
*始めよう
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