ワールドビジネスサテライト,6/12,米南部ヒューストン 直行便就航 集積する日本企業
今日成田空港
全日空が新たな路線を就航しました
その行先は
アメリカ・ヒューストンです
テキサス州・ヒューストン
人口は200万人を超え
ニューヨークやロサンゼルス・シカゴに次いで
全米第4位の大都市です
街の至る所に続々と建設される石油化学プラント
ヒューストン近郊でシェールガスやシェールオイルが産出されるようになり
原料を安く調達できるためです
このチャンスに新たなt投資を決めたのが
日本の三菱重工です
三菱重工コンプレッサ米国法人 ガンパバート社長
「これがガス圧縮機です」
圧縮機
石油化学製品の基礎となるエチレンを作るための装置
1機が数十億円
新工場の建設を受けアメリカでの顧客はこれまでの2社から
18社に一気に拡大したと言います
原油価格が下落傾向の今でも
ガンパ社長はチャンスはあると強気の姿勢を崩しません
「我々は野心的な計画を持っている」
「今後15~20年はシェールガス関連に投資する」
「ヒューストンを拠点にできて幸運だ」
一方
ヒューストンで新たなマーケットを開拓を狙うのが
ダイキン工業です
手作業で住宅用・業務用のエアコンを
毎日8000個組み立て
実は
2012年
ダイキンは空調大手グットマンを約3000億円で買収
ヒューストンに新たな足掛かりを築きました
さらに
500億円の新工場を建設中
ダイキンブランドを成長著しい中南米にも広げる狙いがあります
ダイキンノースアメリカ 井上隆之 上級副社長
「次の5年間は北米でナンバーワンに」
「さらに中南米でのビジネスを増やしていく」
高まる日本企業の需要を受け
全日空
ユナイテッド航空との中南米便を
9路線に拡大
中南米へのビジネス需要も取り込みたい考えです
全日本空輸 篠辺修 社長
「戦略的には中南米の入り口をやっと確保できた」
「中南米のネットワークをユナイテッドの力を借りて
「できるだけ全日空とユナイテッドに客を集めたい」
新路線が開いた新たなビジネスチャンス
日本企業のヒューストン進出は加速しそうです
*逆に米経済を日本企業が支えてるようにも見える