オープンから2ヵ月は国内予約のみ
ホテルのコンセプトはアメリカを旅行する
USJからの入り口は本場さながらのロサンゼルスをイメージしています
東急ホテルズ ホテル開業準備室 長島正明リーダー
「客室は4階から28階」
「総客室数で598室ある」
シティビュールーム(4名セット)
4万6332~11万8800円
ザ パーク フロントルーム
11万2860~27万3240円
最上階にあるスイートルーム
近未来のアメリカをイメージ
目玉は3mの幅があるプールバスで
USJを見下ろし入浴できます
さらに
ハワイをイメージしたというレストランは
500席もあります
ホテルの最大収容人数は
1662名
開業時のスタッフ約150人
レストランの補助人材を募集中
「これからの開業に向けトレーニングをしているが」
「われわれで手が足りないところは」
「東急ホテルズの全国のベテランスタッフが対応して乗り切りたい」
巨額の投資でホテルが新築される一方
住宅街とオフィス街の中にあるこちらのビル
1964年に建てられたビルを改装して作った宿泊施設
ホステル64大阪
アート&クラフト 枇杷健一 取締役
「社宅と事務所と倉庫として建てられた」
「会社の自社ビルを旅館に転用した」
中を案内してもらうと
「オフィススペースだったところをフロントとロビー空間のカフェに変えた」
「もともと天井にあった板を落として構造体をむき出しにして」
「天井を高くした」
気になる客室は
もともと社宅のキッチンスペースだったこちらの洋室
1部屋 6000円~
Q,向こうの部屋が見えるが
「そうなんですここに坪庭があって」
「ブラインドをおろして視線を遮る」
隣の部屋との壁が薄いため
タオルと一緒に耳栓が置かれています
外国人向けにと構想から半年で完成したこの施設
細かく改装すれば数億円かかると言いますが
「建物全体で約3000万円」
建物の古さをあえて生かした
低価格のリノベーション
海外客には口コミで広がり
2年前から高い稼働率を確保しています
「ホテルをやるとなった時に新築で建てるとなると大変」
「中古不動産ストックを活用すれば低投資で短い期間でオープンできる」
兵庫県・篠山市
城下町で栄えたこの町には
江戸時代からある古民家が数多く残っています
古民家の再生事業を行うNOTEの藤原さんは
古民家をホテルに再生しようと考えたのですがある問題が
NOTE 藤原岳史 理事
「古民家再生で難しいのが資金調達」
「こういった建物の査定価格は0円」
「銀行での担保が取れない」
そこで利用したのが
観光活性化マザーファンド
旅館・ホテル 特産品の生産者等
観光活性化につながるモノが投資対象
外国人観光客向けの改装や経営規模拡大を支援します
完成間近のホテルを案内してもらいました
「採算性を考えれば井戸を取っ払ってスペースにするが」
「残した方が客が喜ぶ」
客室にある井戸
さらに1人でも窮屈さを覚える
江戸時代の風呂も使えるように改修
二度と作れないような建築物を残すことで
付加価値を提供でき観光客受けが狙えるのだと言います
篠山城下町ホテルNipponia
客単価3万円の高級ホテルとして10月開業予定
「(ファンド利用で)投資家がきっちり採算を見るので」
「古民家ホテルの価値が認められたことになる」
「歴史的な建物が全国にあるので投資や再生が促進される」
増え続ける外国人観光客
高まる観光事業にあの手この手の対策が進んでいます
*とりあえず2020年まで安泰かも