ワールドビジネスサテライト,2/19,食品ロスを減らせ!
きょう
東京・江戸川区
イオン葛西店
消費期限などが近づいた商品
見慣れないシールが次々と貼られていきます
これは今日から始まった
食品ロスを減らすためのキャンペーン
このシールを貼ることで
消費期限が近づいたものから購入するよう訴え
→食品ロスを減らす
国内の食品ロス(食べられるのに廃棄される食品)
年間 約642万トン
これは東京都民が1年間に消費する食品の量に
匹敵すると言います
フードロスチャレンジフェス
東京都などが主催
今後イオン以外にも広げていく考えです
東京都 環境局資源循環推進部 谷上裕 部長
「食品廃棄物の横流しという大変残念な事件もあった」
「これを防止するには食品ロスを少なくすことも非常に大事」
産廃処理の代行が小売店や飲食店から委託された
廃棄食品を横流ししていた問題
イオンの商品もその中には含まれていました
イオン グループ環境・社会貢献部 金丸治子 部長
「食品廃棄物というのも重要な課題だと認識している」
「廃棄物の課題は個店や個社だけで対応はなかなか難しい」
「今回のような東京都との連携だとか」
「いろいろな事業者と一緒にできれば一番いい」
一方
回転寿司大手のげんき寿司
ある方法で食品ロスを大幅に減らすことに成功しました
栃木・宇都宮市
魚べい上戸祭店
では3年前
新鮮さを客に提供するため
回転レーン方式をやめました
注文を受けると商品を作り
高速レーンで客に直接届ける方式に変えたのです
鮮度が落ちて廃棄していた商品を
大幅に減らすことが可能に
元気寿司 穴沢真 執行役員
「回転すしタイプだと売り上げの2~3%は廃棄ロス」
「渇きロスがあった」
「このタイプの店になるとほとんどゼロ」
廃棄ロスのコストが減ったことで
この資金を使って新たな流通ルートを開発し
今朝獲れの鮮魚を
店舗に出すこともできるようになりました
回すことをやめて売り上げが倍増している店舗もあり
元気寿司はこの5年で全店舗を回らない店に変える方針です
*無駄を省いたりゴミを有効活用したり