ワールドビジネスサテライト,4/8,イソジンvsカバ 勝つのは?
今年3月いっぱいで生産を終えた明治のイソジンうがい薬
きょうから販売されたムンディーファーマのイソジン
そのパッケージにはカバくん?
ムンディーファーマ 羽鳥和美さん
「まったく違います」
「イソファミリーというキャラクターです」
新発売にもかかわらず似たようなキャラクターを使うには
何かわけがあるのでしょうか
ムンディーファーマ 木村昭介 社長
「大きくガラッと変えると」
「イソジンを買いに来た客に混乱を生む」
「キャラクターについては進化させていく」
ムンディーファーマ
秋に出す新製品で新キャラクター登場の予定
既に脱カバくんを進めていて
ゴジラを使ったこんなアピールも
ムンディーファーマはこの(カバの)イメージを払拭して
新たな成長への一歩だと言います
「うがい=イソジンだったが」
「ゴールとしては感染予防」
「(感染予防の)カテゴリーとして大きくしたい」
「5年で倍くらいしたい考え」
現在のうがい薬の売り上げ50億円ほどですが
ムンディーファーマ
イソジンブランドを感染症予防にまで広げる事で
売り上げ拡大を目指します
明治との提携解消もそのための布石でした
「日本の市場で付加価値をつけるため」
「直接ビジネスをコントロールできる形で議論した結果」
一方
提携を解消した明治も新たなうがい薬の販売を始めています
新商品にはカバくんがそのまま描かれています
町で聞いてみると多くの人がカバの絵を見て
これまで販売されてきたうがい薬だと認識していました
この
カバくん
1980年代からテレビCMなどで
使用されてきたキャラクター
知名度は高いのです
しかし
カバくんは残留してもイソジン名称は使えなくなった明治
販売への影響をどう考えているのでしょうか
明治 栄養営業本部 秋田康一郎 さん
「カバくんというキャラクターがいれば影響はない」
もう1つ強みとして打ち出すのは
楽曲はそのままに新商品の名称”明治うがい薬”を強調
これまで定着させてきたイメージを武器に
今後の販売を伸ばしていく戦略です
「うがい市場全体を広げていく」
Q.市場拡大していく中で
「勝ち抜いていく」
はたして勝つのは名前かキャラクターか
うがい薬のし烈な戦いが始まっています