ワールドビジネスサテライト,4/12,ロングセラー研究所,CASE-29,トリス
今年発売から70周年を迎える
国産ウイスキーの代表的存在トリスを研究する
大阪・島本町
サントリー山崎蒸留所
まず案内されたのが
サントリースピリッツ ウイスキー輸入酒部 佐々木太一さん
「ここは発酵の部屋」
「アルコールをここで精製する」
ココではトリスの原料である麦を発酵させて
アルコールをつくる
そして
蒸留
アルコールの濃度を高め
ウイスキーの原酒をつくる
それを
熟成
たるに原酒を貯蔵することで
深い味わい豊かな香りが生まれる
「個性がある樽の酒類」
「寝ている場所 年 環境が違うので」
「1つ1つ中身の味が違う」
「最終的にトリスの味に仕上げる」
分析1
数種類の原酒をブレンド
安くても製造工程に手抜きはない
創業者 鳥井信治郎 氏
1921年 寿屋(現サントリー)を創業
1946年 トリスを発売
ウイスキーは高級品という概念を打ち破り
誰でも手軽に飲める価格でサラリーマンを中心にヒットした
当時外国産の高級ウイスキーの1/3の値段で飲めたという
そうして
1955年
トリスバーは全国に約2000軒に
さらに
1958年には
トリスのマスコットキャラクター アンクルトリスが発表
トリスを飲んでハワイに行こうという
名キャッチコピーも生まれた
分析2
多彩な広告展開で安くてうまいを巧みに世間に印象つけた
高度経済成長期と共に一気に
需要を伸ばしたトリス
しかし
好調は長くは続かなかった
サントリースピリッツ ウイスキー輸入酒部 秋山信之 課長
「酒税の改正や焼酎のカテゴリーが大きくなったことで」
「ずっと落ち続けている状況が続いていた」
1983年のピークから
25年間市場全体は縮小し続けた
しかし
2008年にある出来事が
ハイボールブームが到来
ウイスキーを飲んだことがなかった若者に受け入れられた
2010年
【2ケース】サントリー トリスハイボール350ml缶(24本入) |
アマゾンで見る |
 |
を発売
ブームを追い風にトリスも売り上げを回復させていった
そして
いま力を入れているのが新しいの味方の研究だ
野菜や果物を使った
家飲み向けメニューの開発を進めている
今後イベントなどで家での新しい飲み方を提案し
さらなるファン拡大を狙っている
トリス担当 サントリースピリッツ 高橋健太さん
「トリスを自宅でみんな1本持っている姿ができたら最高」
ウイスキー市場の回復が進む中トリスは主役になれるのか
新たな挑戦が続いている
*結構安いですよね