ワールドビジネスサテライト,9/19,高齢者の働き方多様に
須山俊昭さん(67)
クラボウなど繊維業界でおよそ40年勤務
生地のエキスパートです
しかし
4年前現役を引退しました
この日
スーツ姿で向かったのは
Yom
ベビー服の製造・販売を手掛ける
ベンチャー企業
のオフィスです
すると須山さんベニー服の新商品を手に取りじっくり観察します
そして・・・
須山俊昭さん
「中がおむつで蒸れますから臭いも出るので」
「抗菌防臭的なメシュ素材を使うことで」
「喜んでもらえるのでは」
Yom 深沢和弥 社長
「わかりましたそのように改善します」
実は
須山さん
10か月前に顧問に就任
月2回 生地ついてアドバイス
報酬
月10万~15万円
須山俊昭さん
「所得はあまりいらない年金を得ているので」
「経験したことが役に立つなら」
「筋肉にため込んだ情報を表現できるので」
「それが一番の喜び」
須山さんが顧問を務める
Yom
代官山などの直営店を展開
斬新なデザインが人気
しかし
生地についてノウハウがなく新製品の開発に行き詰まっているところ
須山さんを紹介されました
Yom 深沢和弥 社長
「我々の世代だと(生地を)しっかり分かっている人がいない」
「専門家を雇用するのはなかなか難しい」
須山さんをYomに紹介したのは
東京・港区
サイエスト
シニア顧問 約2400人が所属
シニア顧問
シニアと中小企業
双方のニーズにあっている
サイエスト 塚崎義直 社長
「シニアは常勤の必要がないから」
「フレシキブルな働き方ができる」
「企業にも非常に好まれている」
一方
シニアを活用する動きは他にも
さいたま市・大宮区
オンデーズ コクーンシティー店
で
若い店員の中に混じりシニアの店員の姿がありました
武田晃さん(58)
3年前に中途採用されました
オンデーズの客の2割が50歳以上
シニア層にもっとメガネを購入してもらうために
接客現場でシニアを活用しています
ただ
シニアの店員にとって機械を使った作業は難しいケースも
そこで
オンデーズが始めたのは
視力に関するデータは苦手な店員に代わり
本社から遠隔で計測
そのデータを基に
店員がレンズを入れます
女性客(54)
「全然(遠隔操作は)問題なかった」
「的確で安心してお任せできる」
オンデーズ 武田晃さん
「本社でバックアップしてくれる安心があれば」
「お客様の安心にもつながり我々も安心」
オンデーズ
シニアの店員を増やすため
60歳の定年の撤廃を決定
オンデーズ 金子勝巳 執行役員
「(シニアの客が)話をしやすい環境や相手が」
「オンデーズが考えるシニアの店舗に必要」
「(シニアが)安心して入社できる環境のために」
「定年制は撤廃した方が働きやすい」
今後地方を中心に
店員がすべてシニアの店舗を増やし他社との差別化を図る方針です
*これから大事になってきそう